星野キョウカのあしあと

つれづれなるままに

【ゲームの感想】シンソウノイズ~受信探偵の事件簿~ part5

【ゲームの紹介】

 前回に引き続き、シンソウノイズの感想記事です。ついに完全クリアしました。今回が最後です。最終章と全体のまとめの感想を書いていきます。

 以下、重大なネタバレを含む……。

 

 

 

 

 

 

 

【ゲームの感想】

〇事故or自殺√

 Bad EndというかNormal Endにたどりついた。まあ、これもこれで3班のメンバーにとっては悪くない結末かなと思っていたが、最後の最後で自殺者が出ちゃったから、やっぱりダメ!百合子がさくらのお墓問題に尽力した理由について「家族だから」と答えたという部分はかっこいいなと思ったよね。しかし、「さくら」と「百合」から早い段階で双子に気づくことってできたのかもなあ。ちょっと悔しい。

 「出会って焦がれて結ばれて喪ってーーそれでも君の影を追い求めてーー去来する様々な想い出の全てを、そこに乗せて。」

↑こういうテキスト好き。こういう文章を書けるようになりたい。

 

〇真相√

 いやー、なるほどねー。予想は合っていたけれど、一真の方がよっぽど根拠がしっかりしていた。ワイは、第2章の魔球のとき、高永は部屋で休んでいたということを失念しており、高永の除外を感覚的な根拠で行ってしまっていた。そして1番疑問であった「百合子or夏希」からどうやって絞り込むのか、またそれに付随する謎「心の声が漏れないようにしていたのはいかなる方法によってか?」も明快に解答していた。お見事です。たしかにね。第5章のとき、夏希のブレスレットの描写ってそんなに必要か?と思ったけれど、軽く流しちゃったなあ。クリアした後、CGを見返していたのだけれど、1st Hのときも見えにくいけれど、きちんと右手に付けてるんだよなあ。他のシーンでもけっこう映ってたから、どこかで気づきたかったなあ。プールの霊の伏線回収もお見事でした。個人的に1番好きなのは、夏希の動機。嫉妬という至極単純明快な動機だけれど、納得できたし、そもそも人を凶行に走らせる(本当は事故だったから、この表現は適切ではないのだが)のは、激情がないと無理だと思っているから。そして、嫉妬はそれに該当すると思っている。

 最終章の展開について。まず、良いと思ったところは3点。①全員の力を合わせた総力戦でアツかったところ。家永さんや諏訪部、糸数たちの協力、班のメンバーの協力、園城寺邸のネズミ花火など今までの全てが集まった感じがして、楽しかった。②登場人物たちの成長。一真は今まで能力を忌避し、ひた隠しにしてきた。それを自ら打ち明けて、助けを請う。これは大きな成長だと思ったし、そこにあるのは間違いなく本物の友情だと思った。また、モモに関しても思ったことをただ口にするだけじゃなくて、伝えるための言葉を探すなど成長していた。③3班がようやく1つになれたこと。力増幅された一真の能力を用いて作られた空間で、雪本さんを含めた3班全員で会話するシーンはかなり気に入った。能力などの設定がないガチミステリーだとこういう描写は難しかったのかなと思うと、能力設定も良いものだなと思った。

 エンディングに関しては、どちらを選ぶか悩ましいね。水中シーンやシンソウ=深層の伏線回収(伏線というほどではないが)もされていて、きれいにまとめたなという感じがした。雪本さんを1人にする選択を選ぶのには、かなり心が削られた。雪本さんは一真へきちんと恋心を持っていたのを知った後だから、ここで雪本さんを1人おいていくことなんてできないよ……。雪本さんエンディングを選択したときに、雪本さんが「諦観とか後悔とか、前向きとはいいがたいもので作られた表情」をしていると、描写されてるのがいいね。「お互いの身体を、それぞれ、重石のようにしっかりと抱え込んでーー」、この表現も気に入った。モモエンディングもさくらエンディングもどちらも良かったと思う。

 さて、前回の記事で気にしていた「八雲千草の存在意義」についてもそれなりに読み取れたと思う。結末を見るまでだと、「百合子or夏希が犯人なんだったら、わざわざ八雲千草というキャラクターを登場させる意味ってなくない?余計な感じがする」と思っていたのだ。まあ、1番現実的な部分で言うと、夏希にメダイを渡す役が必要ということが挙げられる。しかし、それ以上にやはり橘一真との対比、「ifの橘一真」を描くというのが存在意義として挙げられると思う。夏希にメダイを渡した理由(幸せな現実を崩さないようにするため、ほんとうのことを埋めてしまう)も、真相を追い続けたモモや一真とは対照的だなと感じた。

 1つだけ懸念点。これは私は受け入れられたけれど、人によっては賛否が分かれるのかなと思ったところについて。推理ものとして進んできたのに、最後に急に能力バトルみたいな感じになったから、ちょっと驚きはした。まあでも、超能力×ミステリーというのが本作品のキーワードだと思うから、そういう意味では自然な結末だったという気もしてきた。

 

〇まとめ

 間違いなく名作であった。ちょくちょく名前を聞くことはあるものの、めちゃめちゃ評判が高いという印象はなかった。しかし、もっと有名になって良いゲームじゃないかと思った。テレパスという設定のおかげで、登場人物たちの心の声が描写されることが多く、物語に入り込みやすかった。そういう意味でも面白い設定だったね。

 エンディングリストの1つだけ違うところ、グランド√的なものが解放されるのかと思ったら、キャストコメントだった。こういうのも面白くていいね。私はこういうの全部、聴いちゃうタイプ。ラジオもやってたみたいだから、聴いてみようかな。

 ちなみに批評空間のプレイ時間目安は25時間になっているけれど、絶対、もっと長いと思う。35時間くらいかかった気がする。面白いかったから、別に問題ではないのだけれど。

 っていうか、エンディングを見てたのだけれど、シンソウノイズ大喜利ってなんだよ!そんなのやってたのかよ。どうやら期間は2016年11月11日までのようだ。orz。発売前のちょっとした企画だったようだね。

 最後に、今までの感想記事でメモしておいた謎を振り返る。その後、評価に移る。

謎①一真が出会った、謎の男の子の正体は?

→解決。

謎②主人公の能力が弱まっているようだが、原因は何?

→単純に心の不調が影響していたのか?

謎③犯人が心の声を漏らさない理由は?

→解決。

謎④一真の祖母は、能力について何か詳細を知っている?

→祖母について詳細が描かれることはなかった。オルゴールのことを知っていたし、かなり能力について詳しい人物なのかと思っていた。

謎⑤1階のゴミ捨て場の鍵を開いたのは誰?

→解決。

謎⑥北上の能力の詳細は?

→解決。

謎⑦登場しなかった能力について。

→解決。

謎⑧さくら自身が「殺されてなんかない」って言ってること。

→解決。

謎⑨能力犯罪組織の親玉は?

→解決。

謎⑩能力者の判定条件の詳細は?

→「××値」というのは本当に単純に知らない専門用語だったから、翻訳できなかったっぽい。考えすぎでした。

謎⑪オルゴールを設置した人物は誰?

→これって説明されてたっけ?あり得るとしたら八雲万里?

謎⑫照明落下事件はただの事故?

→解決。

謎⑬落下する一真たちを助けたのは?

→解決。

 タイトル画面もクリア後はかっこいいやつに変わったね。

 

【項目別】

《①シナリオ》

 18/20。きれいにまとまってるシナリオが好きだから、シンソウノイズのシナリオは好印象だった。本格的なミステリーが好きな人には勧めない方が良さそう?そもそもジャンルが違うという感じがする。

 

《②Graphic》

 5/6。絵は間違いなく綺麗なのだけれど、動きが少なすぎる気がする。ちょっと紙芝居感があった(ビジュアルノベルゲームってそんなものなのかもしれないけれど)。Hシーンの吐息表現などによって臨場感を持たせようという工夫は面白かった。

 モモの3回目のHシーンなんかは、もはやエロいという気持ちよりも芸術的だという気持ちの方が強かった。サイ〇リヤとかに飾ってそう。

 

《③H度》

 4/5。それなりに実用的だと思う。

 

《④システム》

 3/4。細かい設定はできない。が、バグなどは生じなかった。

 

《⑤音楽》

 4/5。「絆」はけっこう好き。

 

《⑥ボイス》

 3/4。特に不満はナシ(そもそもこの項目は、ものすごく感動したときだけ満点をつけるようにしているのだが、その点数のつけ方がどうなんだろうという気がしてきた)。エンディングを見て気づいたけれど、藤崎先輩ってcv.桜川未央さんだったんだね。アペイリア軍団が大量だ(シンソウノイズの方が早い)!

 

《⑦キャラクター》

 3/4。特に不満はナシ(これまた上記と同様)。

 

 最後にフリーポイントを2つ足して、42/50=0.84でした!ビジュアルノベルゲーム初心者の人にも進めやすい、良いゲームだなと感じた。4月4日から始めて、5月9日に終了。けっこうペース良く進められたのは、それだけ面白いと感じていたからだと思う。

 

〇雑談

 やっぱりノベルゲームって良いよね。小説もそうだけれど、開くときによって違った世界が見えるんだよね。年や経験によって感じ方が変わってくるんだろうね。でも、それと同時に昔、読んだときのことも思い出すんだよね。新しい世界が見えつつも、過去の記憶も垣間見る、そういう不思議な体験ができるのが好き。読み終わっちゃうと、ちょっと悲しい気分になっちゃうんだけどね。そういうところも含めて好きなんだ。

 さて、次は何にしようかしら。マブラヴにしようかな。

【ゲームの感想】シンソウノイズ~受信探偵の事件簿~ part4

【ゲームの紹介】

 さて、前回に引き続き、シンソウノイズの感想を書いていきます。かなり終盤まで来ていると思いますが、まだまだ先の展開が読めず、楽しいですね。今回は第6章の感想を書いていきます。

以下、重大なネタバレを含む……。

 

 

 

 

 

 

 

【ゲームの感想】

〇第6章

 この章か次の章が最終章になるんだろうなと思っていると、百合子から園城寺邸へのお誘いが。これはさすがに身構えたよねー。前回、事件が起きなかったのは今回のためなのか!と納得した。この章は謎解きや雪本さくら事件の進展ももちろんだが、一真とモモの関係性もポイントだった。

 まずは、謎解きについて。今回は今までと毛色が違って、事件の推理というよりもパズルを多く解く感じだった。一真、北上、沙彩の問題は特に困ることなく解けた。高永の問題は、あみだくじのシステムにちょっと戸惑ったけれど、あみだくじを引く前から既に答えは見えていたため、すぐに解けた。百合子の問題はちょっとずるをした。Big, Troll, Screenしかわからなかったが、「BL〇C〇」という情報から、「まあ、Blackでしょ!」と解凍してしまった。ずる探偵でごめん……。ちなみに、夏希の問題は解けなかった。いろいろ考えるうちに、残りの漢字を組み合わせていくと、「客間」や「談話室」などができあがったため、そこに拘ってしまい、迷宮入りしていた。悔しい。さて、ここまでで終わりだったら、第6章の謎解きは微妙だったという評価をつけていたかもしれない。事件の推理の方が面白かったし、これではただのパズルでしかないから。ただ、実際はさらに赤文字のギミックがあったおかげで、より楽しむことが出来た。これなら満足でしょう。

 さて、この章の別のポイント、モモと一真の関係性について。この章では一真の性格の黒い部分が前面に出ており、それがさらに一真の成長、モモとの関係性の進展につながっていった。表面上では受信能力を嫌いつつも、少し優越感を持っていた一真。また、雪本さくらに対しても「理解者は世界で自分だけ」という優越感を持っていたのだろう。しかし、受信能力を持っていない(しかもちょっとアホの子といえるかもしれない)モモは、自分のずっと先を行っていたことに、激しく嫉妬していた。またモモと比較することで、自分の弱さや愚かさに気づかされ、劣等感なども抱いていた。このときの一真はとても醜かったけれど、気持ちはよくわかるし、人間くさいなと思った。ちなみに、一真がモモを襲いだしたときは、「え!?メインヒロインのHシーンが2回目も襲われる系ですか!?」と驚いたが、さすがにそんなことはなかったようだ。

 本編の方もいろいろと進んだね。雪本さくらの妄想していたものが自分の自殺体ではなかったというのは、驚いた。ワイも一真と同じようにずっと勘違いしていたヨ。また、本格的なBad Endも初めてあったね。社浦を決して逃がそうとしない百合子はめちゃめちゃ頼もしかった。

 

 さて、この後、私はそのままプレイを進め、最終章に突入した。そこで推理フェーズに入ったのだが、せっかくだから最後は一から自分で全て考えたい。ということで、以下は、最終章における推理をまず自分でやってみる。

〇最後の推理

 さて、雪本さくら事件の最終推理フェーズに入った。せっかくだから、自分でもきちんと推理し直してみたい。ということで、一旦、ゲームを終了して、これまでの情報をもとに推理を構築することにした。金田一少年の事件簿で鍛えられたワイニキの実力、見せちゃる!!

 以下の方針で推理を進めていく。(イ)トリックからの推理(ロ)アリバイからの推理(ウ)ヤマカン的方法。この手の場合、動機から絞るのは難しいだろうから、しないでおく。

(イ)トリックからの推理

 トリックが使われた箇所は主に2か所である。1つは雪本さくらの殺害。ワックスがけ直後の教室には誰も立ち入った跡がないという話だった。これに関しては、能力が用いられていると思われる。もう1つは、「声」を隠し続けていた部分。清川ひかり登場という衝撃的な出来事があっても、犯人の動揺した「声」を拾うことはなかった。これに関しても何らかの能力が用いられていると思う。

 まず、1つ目。殺害に使われた能力について。能力者名簿をもとにすると、候補として挙げられるのは、肉体操作、霊視・降霊、催眠、サイコキネシスである。霊視・降霊が使われているとしたら、さくらがその能力を有していたことになるが、自分で霊を下ろして転落してしまったといトンチキな答えになってしまうため、除外。肉体操作、催眠、サイコキネシスに関しては全て可能であると考える。しかし、ここで第6章の終盤のシーン(壁崩落のところ)を思い出してほしい。「雪本さくらを殺した力で、みんなを助けられるなんて」という「声」が聞こえた。ここでは崩落が少し止まるという現象が起きたようであり、これを起こせるのはサイコキネシスのみであると結論付ける。以下は、証拠というには不十分だが、それ以外に犯人が能力を使用したと思しき部分がある。1つは、第2章の最後にボールを浜に直撃させたところ。もう1つは、演劇のクライマックスで落下する一真と百合子を助けたところ。もちろん、これらを行ったのが雪本さくら殺害の犯人とは限らないため(なんならボールのときと演劇のときで別の人物が能力を使っているかもしれない)、この2点に関しては証拠とは言えない。しかし、もし雪本さくら殺害の犯人だと考えると、これらを可能にする能力はやはりサイコキネシスである。以上から(特に壁崩落シーンから)、雪本さくら殺害に使われた能力はサイコキネシスである

 次に、2つ目。犯人が「声」を隠し続けた方法について。よほど心の操作が巧みな人物でない限り、トリックが使われていると考える。能力が使われているとしたら、候補として挙げられるのは、記憶操作、複数人格操作である。これらはどちらも可能であると思うし、これ以上絞るのは難しい。しかし、ここで重要なことはもう1つ可能性があること。ヒントとなったのは第5章である。第5章も犯人の「声」が全然聞こえないという状況であった。今回と状況が似ている。第5章のときの解答は「そもそも現場に本人がいなかった」であった。今回もそれができるのではないだろうか。特定のときだけ、幻覚の能力を用いて、班員の誰かに成り代わっていたとしたら?普段は班員(本物、行本さくらを殺していない)だから、「声」は聞こえない。しかし、特定のときだけ班員(偽物、幻覚の能力を用いて成り代わっている)になっており、そのせいで「声」が漏れ聞こえてしまった。これは可能だと思う。以上から、「声」を隠し続けた方法は、記憶操作、複数人格操作、幻覚であると結論づける

 

(ロ)アリバイからの推理

 残念ながら、今回はほとんど役に立たない。犯人の「声」を聞いたのは3回である。事件直後、桃源郷シーン、壁崩落シーン。これらに共通して登場するのは班員だけである。しかし、前述したように成り代わりの可能性がある以上、八雲千草を除外することはできない。結局、班員+八雲千草というところまでしか絞り込めない。細かいことを言えば、「実は桃源郷のシーンでも村岡先生がこっそり隠れていました」とか「円城寺邸にも村岡先生がこっそり来てました」とかあるかもしれないが、さすがにミステリーとしてアンフェアすぎるので除外する。

 

(ハ)ヤマカン的方法

 なんだかんだ頼りになる方法である。たとえば「八雲千草、yakumo chigusa」という名前が何かの暗号になっているとか?高永瞬太、北上陽一、黒月沙彩、風間夏希、桃園萌花、大鳥百合子。うーん、わからない。

 

 (イ)、(ロ)、(ハ)をまとめて犯人を絞り込もう。

 一旦、関係ないことを書くけれど、メイズでの事件のとき、1階のゴミ捨て場の鍵を開けたのって八雲千草なんじゃないかな。テレパスを知っていて、しかも広範囲って、できるとしたら八雲千草の能力な気がする。

 閑話休題。(イ)の情報に基づき、サイコキネシス所有者を絞り込んでいく。八雲千草が使える能力は「幻覚」、「力増幅」、「テレパス」の3つだけであるという情報は信頼することにしよう。「実はサイコキネシスの旧メダイを隠し持っていてね……」とか言い始めたらキリがないし、さすがにアンフェアな気がする。まず、北上に関してはメイズの検査結果から除外できる。もちろん、これが八雲千草が成り代わった北上だったため、サイコキネシスを有していなかったというパターンは考えられる。ただ、能力者かどうかの判定はBAT因子?××値がゼロか、ゼロではないか、みたいな話だったよね?だとしたら、サイコキネシスを有していなかったとしても何らかの能力者だと判定されるのではないだろうか。それがなかったため、あの北上は本物だと考えたい。同じ推論の仕方で、モモも除外できる。沙彩も除外できるか?能力は1人1つまでみたいな制約ってあったっけ?だとしたら、弾けるんだけれど。残りは、百合子、夏希、高永。

 私の力ではこれ以上、論理的に犯人を絞り込むのは厳しい気がする。そこで、残りは感覚的に進めていく。前回の記事でも書いたように、照明落下事件、これもおそらくサイコキネシスが関係しているものだと思われる。このとき「……嫌だ。みたくない」みたいな「声」を拾ってるんだよね。一真がモモと仲良くするのを嫌がってるってことを考えると、百合子か夏希が可能性として高くなると思う。「いや、高永がモモのことが好きで、一真に嫉妬していたのかもしれない」と言われれば、もちろんそれもあります、としか言えない。でも、学園七不思議探索事件のとき、高永が1番好きなのは夏希みたいな話があったよね?週3回お世話になってるみたいな。その情報とちょっとちぐはぐになっちゃう感じがするから、普通に百合子か夏希のどちらかがモモに嫉妬したという可能性が高いんじゃないだろうか。そもそも女子3人は元々、かなり怪しいとは思っていた。なぜならばHシーンのあとに、一真が女子に対して「こいつはシロだな」みたいな発言をしていたから。そんなことを言われたら、むしろ疑いたくなっちゃうでしょ。うーん、でも百合子or夏希からさらに絞り込む術は思いつかない🦆。

 一応、八雲千草の成り代わりのパターンも考えておく。そうだとすると成り代わり対象は誰になるんだろう。1番怪しいのは北上?。睡眠薬入りのお茶を飲んだはずなのに復帰が早かったのは、成り代わりがあったからだと考えると説明がつく?でも、八雲千草が有している能力は幻覚・力増幅・テレパスの3つだけのような書かれ方がされてた。となると、サイコキネシスは成り代わり対象が有している能力になる。でも、北上は能力者じゃない判定をされていた。メイズに検査に来たのが偽北上(中身は八雲千草)であったとしても、それはそれでBAT因子から能力者判定されそう。といった感じで、さっきの推論に戻ってきちゃうんだよね。でも、ゴミ捨て場の鍵を開けたことを伝えるのは、テレパスじゃないとできないんじゃないかと思うんだけどなあ。

 思考が散らかってきたのでまとめに入る。以上をまとめると、成り代わりのパターンよりは「百合子or夏希」の方が自然に思う。でも、ここから絞り込めない。よくよく考えてみれば、雪本さくらが転落したとき、近くにいたのはこの2人なんだよね。感覚的なところで言うと、「……嫌だ、見たくない」って思考は夏希っぽいけど、それがミスリードって可能性もあるか。これ以上は埒があかんので、「夏希」で最終提出するが、以上を読んでいただければわかるように、だいぶ感覚的な根拠によるものである。ちなみに、この「百合子or夏希」説には以下の2点の問題がある。

 ①「声」を隠蔽し続けた手段の説明がつかない。(イ)で説明したように、成り代わりでないのなら記憶操作、複数人格操作が使われてないといけない。が、この2人にそのような伏線はなかったように思う。

 ②八雲千草の存在意義がない。どちらかが犯人なのであれば、わざわざ八雲千草というキャラクターを登場させる必要がなかったように思えてしまう。

 

〇雑談

 いよいよクライマックスだね。橘一真、君の名推理を聞かせてくれ!

【ゲームの感想】シンソウノイズ~受信探偵の事件簿~ part3

【ゲームの紹介】

 さて、本日も前回に引き続き、シンソウノイズの感想記事です。今回は主に第5章の感想を書いていきます。

 以下、重大なネタバレを含む……。

 

 

 

 

 

 

 

【ゲームの感想】

 今回は沙彩√、第5章、百合子√の感想を書く。

〇沙彩√

 前回書いた4章の範囲の個別√。他の個別√と同様で、シナリオ自体はかなり短かった。Hシーンを1回挟むためにあるようなもの。沙彩のデザインがめっちゃ好きというわけではないのだが、キャラクターはけっこう好き。普段の電波な感じも好きだけれど、たまに見せる素がギャップがあって好き。「橘くん」呼び、けっこう良いよね。第2章のとき、談話室で話すシーンがあったと思うけれど、ああいうときの沙彩はけっこう魅力的だよね。能力のことについても理解してくれているうえに、かなり頭のキレるタイプだから、良きパートナーになってくれそう。cv.秋野花さんは「景の海のアペイリア」のアペイリアが印象的だね。夏希のcv.橘まおさんと合わせて、アペイリアコンビができるね。制作にシルキーズ・プラスが関わっているっぽいし、それも影響しているのかな?ついでに書いておくと、日常シーンの音楽の1つにめっちゃシルキーズプラスっぽいやつがあるんだよね。「缶詰少女ノ終末世界」で流れてような気がするぞ!って感じるレベル。

 

〇第5章

 第5章は死者が出るわけではないから、インパクトや緊迫感は他の章に比べて弱いかもしれない。ただ、いくつか個人的に好きなポイントがあるから書いていく。①学園が舞台であるということ。やはり高校生探偵なのだから、学園が舞台の事件は1つくらい欲しいよね。これはぼくが金田一少年の事件簿が好きであることに影響されているかもしれない。オペラ座の怪人が関係していたし、余計に?②(これは①から繋がっていることだが)事件とは別に、人間関係の問題も絡んでいたこと。このおかげでシナリオが単調には感じなかった。なんかいろいろ書いたけれど、やっぱり自分がただ金田一少年の事件簿に出てくるような事件が好きなだけかもしれない。推理の難易度はかなり簡単寄りだったと思う。藍原先生、ただの逆恨みと言えばそうなんだけれど、動機はけっこう好き。

 次に、登場したキャラクターたちについて。この章ではいろいろと魅力的なキャラクターが登場した。まずは、常盤昴。ぶっちゃけてしまうと、ただのミスリード要員でしかなかったのだが、王子様系女子もけっこう好きだから、個人的には刺さった。ちなみに、cv.鶴屋春人さんは、「時計仕掛けのレイライン」シリーズのリトや「オトメ*ドメイン」の皆見美結などが思い出に残っている。さて、この章で個人的に最も魅力的だったキャラクターは緋村真里亜だね。タカビーで嫌な感じがあるけれど、実力はきちんとあるし、劇を良いものにしたいという思いは誰よりも強かった。自分がマリアの役を演じ、世間に認めてもらうんだというこだわりがあったせいで、周りとは上手くいっていなかったけれど。ちなみに、アクタースクールの制服、ちょっとダサくない?そんな感じでプライドが高くて頑固な人だったが、母の罪を知り藍原先生をかばったところ、今までの非礼を詫び、さらに「レナの代役をやらせてください」を頭を下げたところなどは、感心した。

 さて、いろいろあったけれど、章の最後に出てきた雪本さくらの手紙のインパクトがかなり強かった。百合子が清川さんと密談していた内容が気になっていたけれど、まさかそんな事実があったとは……!これを知ったからといって、真犯人が絞り込めるわけではないのだけれど。うーん、先の展開が気になるねえ。

 その他いろいろ。久しぶりに村岡先生が出てきたけれど、メガネがキラーンって光ってたぞ!やっぱりこいつ犯人なんじゃないか?糸数くんや諏訪部さんが手助けしてくれてたのもアツかったね。もういっそのこと学校内で探偵部とか怪異調査部みたいなの作った方が良いんじゃないか?社浦が無罪放免になったの、さすがにまずくねえか?まさか百合子の言っていた嫌な婚約者が社浦だったとは。これは今後も登場しそう。コスプレサービスシーンは高永のセンスが光っていたね。夏希はナース、モモはメイド、沙彩はチャイナ娘という配役はぴったりだと思った。ただ、それ以上にフランクフルトと焼きもろこしを食べたい気分に襲われた。

 

謎⑪オルゴールを設置した人物は誰?

 七不思議になっているってことは、けっこう前から設置されているってことだよね?一真の祖母はオルゴールのことを知っていたけれど、やはり能力研究などについても知識があるようだね。

 

謎⑫照明落下事件はただの事故?

 結局、深掘りされることなく終わった。サイコキネシスによって引き起こされたものか?「……いやだ。見たくない」って「声」が聞こえてきたけれど、これはサイコキネシス使用者の「声」なんだろうか。

 

謎⑬落下する一真たちを助けたのは?

 たぶん、これはサイコキネシスで助けたんだよね?やはり北上はサイコキネシス使いなのか?それとも北上はミスリードで別の人?でも、助けたのがサイコキネシス使いだったら、照明落下は本当にただの事故ってことになるのかな。

 

〇百合子√

 一言で言ってしまえば、優等生。完璧超人と言っていいぐらいのお嬢様。ただ、問題を自分の中に抱え込んでしまう癖があり、一真が介入していなかったら社浦と結婚していた可能性もけっこうあると思う。人を頼らない・頼れないというのは強さでもあり、弱さでもあるというのがよくわかるキャラだったね。シナリオは「鳥籠に捕らわれたお嬢様を救い出す」といった感じのもの(まあよくあるやつ)。演劇のクライマックスシーンでそれを表現しているのは、きれいだったね。この√は他の√と違って、主人公が能力の存続を強く求めていた。これもこれで綺麗な終わり方だと思った。cv.かわしまりのさんは言うまでもないかもしれないが、「素晴らしき日々」の水上由岐や「G線上の魔王」の宇佐美ハルなどが印象的だね。

 ちなみに、ちょっと夏希がかわいそうになってきた。百合子と一真が明らかに親しくなっているのを見せつけられて、ちょっと嫉妬してそうだったし。というか、シンソウノイズの進行上、後のヒロインになればなるほどそれまでのヒロインを全てふることになるから、ちょっと気まずい気持ちになるよね。特に、夏希は明確に一真に告白して、ふられているからね。しかも、断った理由って「雪本さくら事件に集中したい」だったはずだから、百合子と付き合い始めたら、「え?」ってなるよね。

 

 以上、こんな感じ。今は第6章もほぼ終わりのところまで来ている。5月中には終わるだろうか。今のところはかなり面白い作品という感じで進んでいるから、このまま良い感じで終わってほしい。謎ではないけれど、いくつか気になっている部分もメモしておこう。

・残りのエンディングはどういうもの?

 Endling Listを見ると、残り4つ+特別っぽいものが1つ(True End?)残っている。特別っぽいものはグランド√的なものだから良いとしても、ノーマルエンド4つがわからない。モモ√が1つあるだろうけれど、それ以外は何だ?モモ個別√、Normal Endが別だとしても、まだ2つ余るぞ?

・タイトル画面は変化するのだろうか?

 現在のタイトル画面は水中のような画面。これは一真が見ていた夢と関係があるのだろう。Normal EndやTrue Endに辿り着いたら、変わりそうだなと思っている。楽しみ。

【ゲームの感想】シンソウノイズ~受信探偵の事件簿~ part2

【ゲームの紹介】

 前回に引き続き、シンソウノイズの感想記事です。今回は第3章と第4章の感想を書きます。

 以下、重大なネタバレを含む……。

 

 

 

 

 

 

 

【ゲームの感想】

 第3章、第4章、夏希√、ひかり√の感想を書いていく。

〇第3章

 学校七不思議探索編(ワイもこういう青春を送りたかった……)。雪本さくらの詳細を知るというところや、沙彩の背景事情を知るところがポイントだった。第2章の終わりで雪本さくらにそっくりの転校生を登場させることで、プレイヤーに大きなインパクトを与え、飽きがこないようにさせるという効果もあったと思う。

 まず、沙彩についてだけれど、まさか本当に能力者だと思ってなかったから、驚いた。それと同時に、となると今後もっと能力者が出てきて、思ったよりも超次元な作品になる🦆とは思った。一真←人の心の声が聞こえます、モモ←超絶記憶能力を有しています、沙彩←霊と交信できます、これ最強のパーティすぎるでしょ。これで解決できない殺人事件はないんじゃない?一方通行ではあるが、沙彩→一真へテレパスのようなことをやっているのを見て、最強じゃん……と笑っちゃった。

 さて、肝心の事件についてだが、今回は何なら第2章より簡単だったのではないか?犯人に関してはここでレギュラーメンバーを脱落させることはないだろうと考えたら、ひかり以外残っていない。まあ、これはただのヤマカンみたいなものだから置いておいてもいい。トリックに関しても「電話をかけたとき、ちょうど準備室の方から大きな音がした」という情報が出た時点で、推測可能であった。さらに、このトリックが使われている時点で、逆算してひかりが最も怪しい人物になったと思う。決定的な証拠を突き付ける部分で、実際にモモの電話を操作して発信するという演出は面白かったね。

 ただ、唯一悔しかったのが、ひかりの本性を見抜けなかったこと。てっきり、ひかりには「さくらと感覚や記憶を共有する」能力を持っていて、復讐殺人を行ったのだと思っていた。しかし、何としてでも言い逃れをしようとしている姿を見て、「あれ?」と思い始め、そしてすぐに中身がとんでもなく真っ黒であることが明らかになり、驚いた。今思えば、「清川ひかり」という名前の時点で、中身は逆の人間であることに気づくべきだった。「黒子のバスケ」の花宮真パターン。ひかりのどす黒い性格は物語にいろいろと良い影響を与えていたと思う。1つは、対照的に、モモの単純さ、清廉潔白さを浮かび上がらせることができていたということ。モモの魅力を相対的に伝えることが出来ていた。2つ目は、一真の雪本さくらへの想い、雪本さくら事件への想いを浮かび上がらせること。今までの事件と大きく違っていた点は一真が本気で怒っていたということ。一真が怒ったのは、雪本さくらの名誉を守りたかったからというより、さくらの幻想を重ねていたひかりに裏切られたと感じたからであった。それだけ一真の心の中の大きな部分を雪本さくらが占めていたと示す意味でも、ひかりは良い立ち回りをしていたと思う。もう1つ何か書こうとしたけれど、忘れた。ちなみに、これはただの個人的な趣味なんだけれど、探偵に推理されたときに何としてでも言い逃れをしようとする犯人が好きなんだよね。その点、ひかりは言ってほしいことを全て言ってくれていたから良かった。

 

謎①一真が出会った、謎の男の子の正体は?

 向こうはこちらの名前、そして能力のことを知っていた。能力者に関する組織があるみたいだから、そこに所属している人物だろうか?いやでも、一真は「あの瞳にだけは、どこか妙な既視感があった」と言っていたから、知り合いかその血縁者なのかもしれない。

 

謎②主人公の能力が弱まっているようだが、原因は何?

 清川さんのことを正面から捉えようとしていなかったせいで、清川さんの黒い部分をキャッチできていなかったのはわかる。でも、それとは別に単純に能力が減退しているような描写があったよね?一真の祖母なら詳しく知っているのだろうか?もしかして、能力を使わずとも他人の心を推し量れるようになればなるほど、能力が弱まっていくとか?屋上でモモに抱きしめられたとき、筒子であるはずのモモの「声」が周りと同じ機械音声風になったこともあったよね?これらの不調は何が原因なんだろう。

 

謎③犯人が心の声を漏らさない理由は?

 一真が言っていたように、死んだはずの雪本さくらにそっくりな人物が現れれば、犯人は驚きのあまり「声」を漏らしていたと思う。しかし、実際はそんな「声」は拾えなかった。というか、犯人が心の声を漏らしたのは、事件発生直後、そして、桃源郷シーンのときの2回だけ。

 

〇夏希√

 さて、1番最初に個別√をプレイしたのは夏希であった。全√を回収しようとする人は、普通ひかり√から突入することになるのだと思う。ただ、あの時点ではひかり√じゃなくてただのBad Endだろうなーぐらいにしか思ってなかったから、先を見たくなっちゃったんだよね。しかし、さすがにメイン√をクリアした後に個別√をクリアしていくのは趣味じゃないから、ここで個別√に突入していくことにした。

 個別√はかなり短かった。このゲーム、メイン√だけでもそれなりにボリュームがあるから、個別√はちょっとした派生√ぐらいの扱いなのかもしれない。なんならメイン√でも各ヒロインと1回ずつはHをするっぽいし。シンソウノイズという作品を綺麗にまとめあげることを考えたら、これぐらいあっさりしているのが良いのかもしれない。

 ということで、シナリオよりもキャラクターの魅力についてをメインに感想を書いていく。一真が「健康的で明るい夏希」と表現していたように、夏希は雪本さくらとは対照的なキャラクターであった。スポーツ系元気っ娘というわかりやすい属性のキャラクター。主人公は暗い寄りのキャラクターではあると思うけれど、夏希に影響されて社交的な人間になっていきそうであった。今ある関係性、現実を壊してしまうことが怖くて、本当のことを追い求めることから逃げた主人公。その結果、受信能力は失われてしまった。しかし、結果として普通の人のように、表情などから相手の気持ちを汲み取る技術が身についていっているようで、それもまた幸せなことなのかもしれない。普通の人のように心を通わせ合うことができるようになっていて、悪くない結末だとは言える。真実から逃げたということで、どうしても逃避的な雰囲気が残るから、Happy Endとまでは言えないかもしれない。この絶妙な塩梅により、メイン√が余計に気になるから、上手いまとめ方だと思った。学校の敷地でレジャーシートを広げて、彼女が作って来てくれたお弁当を仲良く食べる……、こんな青春を送りたかった……。cv.は橘まおさんだが、他に知っているキャラクターでいうと「景の海のアペイリア」の桐島三羽がいる。

 

謎④一真の祖母は、能力について何か詳細を知っている?

 一真が受信能力がなくなりつつあることを伝えると、「それはよかったねぇ」と悲しそうな顔で言ったというテキストがあった。オルゴールの件もそうだし、一真の祖母は何か詳しいことを知っているのかもしれない。

 

〇ひかり√

 通報しないとかいう明らかにBad Endっぽい選択肢を選ぶと、ひかり√に突入した。エンディング名「柔らかな偽り」は良いワードチョイスだと思う。

 キャラクターの魅力について。まあ、はっきり言って性悪女ではあると思う。一真は完全に弄ばれているみたいだし。一真も言っていたけれど、おもちゃに近い扱いなんだと思う。見た目は雪本さくらに似ているけれど、中身は正反対と言っていいくらい違う。一真は真実から目を背けた罰を受けるような感覚で付き合い始めたのだろうけれど、最終的にはなんだかんだ良い関係になっていたように見えた。Hシーンにて、彼女の内側を少し知ったというのも関係しているのだろう。一真は雪本さくらの真実を、ひかりは本物の愛を追い求めるのを諦めた。「本当のこと」を追いかけるのを諦めた妥協の関係という意味で、「柔らかな偽り」というのは良いエンディングタイトルだなと思った。

 さて、ここからはただの性癖の話になるかもしれないが、ひかりみたいな属性の女の子はけっこう好き。弄ばれているってわかっているのに逆らえない、敗北させられる、堕落させられるっていうシチュエーションがかなり好き。しかも、(前回の記事で書いたように)雪本さくらや清川ひかりは外見も好みであるため、個人的にはかなり刺さった。現実世界でクラスメイトになっていたら、間違いなく貢いでしまっていたに違いない。

「惜しげもなく散る桜の花弁と、惜しみなく注がれる光に包まれながら。まぶたの裏に、景色を閉じこめた。」

↑こういう文章好き。

 

〇第4章

 メイズ編。思った以上に能力が本編に関わってきて驚いている。ノックスの十戒のことを考えると、このあたりで「思ってたんと違う!」って投げる人がいるかなと思ったが、よくよく考えたら「受信探偵の事件簿」と銘打ってるから、そういう人は最初から本作品をプレイしていない気がする。能力が本格的に事件に関わってくるということで、今までよりも難易度が上がっているようには感じた。とはいえ、今回はヒントが多いこと、登場人物は多いが最初から何人か除外されていることなどから、真相にはたどり着きやすかったと思う。「メダイは主犯共犯にひとつずつ」という前提で進めていく部分に強引さを感じた人もいるかもしれないが、私は自然な考え方だとも思う。「とりあえず1番簡単なパターンから考えてみて、それでうまくいったらそれでヨシ。違うなら他のパターンを考えてみる。」という思考は、しばしば問題解決において使われると思っている(というか私は使う)。

 けっこうアツかったのは国分さんが社浦を撃退シーンだね。ごめん、国分さん。最初見たとき、「あー、この人、殺されるか犯人なんだろうなー。」なんて勝手に思ってました。

 さて、最も驚いたことはやはりモモのHシーンだろう。まさかメインヒロインの1st Hシーンがあのようなものだとは思っていなかったため、かなり衝撃だった。

 

謎⑤1階のゴミ捨て場の鍵を開いたのは誰?

 一真の名前、そして、一真の能力を知っている人物。状況的には北上だと思うんだけど。そうなると、北上もかなり裏側がある人物ってことになるよね。1階から5階まで声を届けるのは無理だと、一真が言っていたが、これは北上の能力(おそらくサイコキネシス?)が関係しているのだろうか。たとえば、実際に北上がいるのは4階とかで、サイコキネシスで1階のゴミ捨て場の鍵を開けたとか。でも、「さすがにそろそろここを去らないと、橘と鉢合わせる」みたいなことを言っていたから、実際に1階にいるのかな。

 

謎⑥北上の能力の詳細は?

 サイコキネシスだろうということで話が進んでいたが、結局、詳細に触れられることがないまま第4章が終わってしまった。ということは伏線なんだろうけれど。こうなってくると、雪本さくら事件についてももう1度詳しく考え直してみた方が良さそうね。ということで、最後に現段階での犯人予想を書いておく。

 

謎⑦登場しなかった能力について。

 推理フェーズでは能力リストみたいなものを確認することが出来た。その中で、今回の事件には絡んでこなかった能力がいくつかあったが、これも伏線なんじゃないかと思っている。サイコキネシスは北上だろうし、複数人格あやつるみたいなのもけっこう鍵を握っていると思う。ちなみに催眠の能力者の名前が「世良真澄(セラ・マスミ)」になっていたが、コナンのあの子とはどっちが先なんだろう?

 

謎⑧さくら自身が「殺されてなんかない」って言ってること。

 沙彩がさくらの霊と交信して、「殺されてない」と聞き出したそうだが、これはどういうことなんだろう?

 

謎⑨能力犯罪組織の親玉は?

 本拠地の「研究所」は制圧したようだが、主要人物には逃げられたようだ。班員の中の誰かは関わっている?もしや、村岡先生か!?

 

謎⑩能力者の判定条件の詳細は?

 これは伏線じゃない可能性が高いけれど、一応、メモしておく。能力者かどうかの判定をどのようにしてるかについて「×××値がゼロか、ゼロではないか」という「声」を受信していた。この×××値というのは今後出てくるのだろうか。それとも、一真の言っていたように、単純に知らない専門用語だったから翻訳できなかっただけか。まあ、自然に考えると後者の方で、これはあまり深く考えなくても良さそう。

 

〇犯人予想

 とりあえず現段階での犯人予想を書いておく。

①北上

 サイコキネシスを有していると予想している。それなら、通常の人間では起こせないような方法で、事件を起こすことが可能なのではないか?

②大鳥

 能力リストの中にあった複数人格を操る能力を持っている可能性がある。それなら、犯人の「声」がめったに聞こえないのも納得できる。別に大鳥以外がこの能力を有している可能性もあったのだが、何となく1番似合いそうだったから。

③村岡先生

 やっぱりどう見ても見た目が犯人だから。この見た目で悪役じゃないことがあるのか?

 

〇名言

「若い内は少しくらい無茶もしておくことよ。もちろん、人様には迷惑をかけずに、自分も取り返しが付く範囲で、だけどねぇ」by祖母

 

「……橘くんはいっぱい殺されてやっと推理するんじゃなくて、犯行を未然に防いでくれるタイプの探偵さんなんだなぁ」by桃園萌花

多くの探偵に刺さりそう。特に、はじめちゃん、大丈夫か?

【ゲームの感想】シンソウノイズ~受信探偵の事件簿~ part1

【ゲームの紹介】

 こんにちは。今回から新シリーズです。Azuriteより2016年12月22日に発売されました「シンソウノイズ~受信探偵の事件簿~」の感想を書いていきます。名前だけは昔からちょくちょく聞いたことがあったものの、正直、めちゃめちゃ気になっているというわけではなかったんです。それを2025年のオータムセールで気が向いたので購入してみたという感じなのですが、かなり面白い(まだ、途中までしかプレイしていませんが)!もっと早くに知りたかったよ!という感じです。最初なので、ちょっとだけあらすじ紹介。

 主人公、橘一真は他人の心の声が聞こえるという特殊能力を有していた。ある日、主人公が気にかけていたクラスメイト、雪本さくらが死んでしまう。警察は自殺として処理するが、主人公はとある理由から殺人だと確信していた。特殊能力を武器に、主人公は真実を探し求める……。

 以下、重大なネタバレを含む……。

 

 

 

 

 

 

 

【ゲームの感想】

 今回は、第1章、第2章の感想を書いていきます(実は第5章まで進めてしまっていがますが、第2章までの範囲で書きます)。

〇第1章

 イントロダクション。キャラの紹介と主人公の能力の紹介、そして作品の方向性を示すということがなされており、この段階でこの作品にけっこう期待を寄せていた。ちなみに私は中身を全く知らない、完全初見の状態で始めた。

 やはり特筆すべきは推理パートだろう。ビジュアルノベルゲームはシナリオの分岐のために選択肢を選んでいくことがほとんどであり、けっこう受け身になる事が多い。しかし、本作品のようなミステリー系の作品だとこちらもよく考えて選択肢を選ぶ必要があり、そこが面白いと感じた(ミステリー以外のジャンルだと難しいかもしれないが、別のジャンルには別のジャンルの良さがある)。まだ、最後までプレイしていないからわからないが、選択肢を間違った回数によって√が分岐するというのもあるかもしれない。なんだか、「時計仕掛けのレイライン」を思い出したね。

 1つ驚いたことは個別√に入る前にHシーンがあること。雪本さくらに関しては死んでしまう都合上、ここに挟むしかなかったのかなとも思ったが、夏希のHシーンまであるのは驚いた。Hシーンにおいて、吐息が表示されるという演出にも驚いた。

 今後の展開としては、個別の事件を解決していきながら、本題の雪本さくら殺人事件の真相を追っていくのだと思う。しかしながら、現段階だとトリックも犯人も全然わからない。ドキドキワクワクます!初見で村岡先生を見たとき、絶対に極悪人だと思ったんだけどなあ。体操服盗難事件が起きたとき、最初に疑っちゃったよ。ごめん。生徒を気遣って1時間目を自習にしてくれるぐらいの良い人だった(実は裏の顔があるのかもしれないけれど)。とりあえず現段階での真犯人予想は、村岡先生、北上、大鳥の3人としておく。

 さて、キャラの印象に関してはそれぞれの個別√の感想のところで書こうと思う。ここでは、個別√のなさそうな?雪本さくらに関して書く。黒髪清楚で色白で、儚げな美少女……。これを嫌いな人はいないでしょう。さらに、(これは個人的な事情だけれど)cv.くすはらゆいが好きなんですよねー。正直1番好みのキャラだったから、退場してしまって悲しい。

 プレイ時間はだいたい6時間くらい?

 

〇第2章

 初めての本格的な事件、といってもまだチュートリアルみたいなものか。謎解き、トリック自体は誘導に乗っていけば難しくなかったと思う。こちとら金田一少年の事件簿と名探偵プリキュアで推理力を鍛えてるんじゃ!!犯人候補が少なすぎるため、謎解き自体はちょっと物足りなかった。ただ、この章の目的は事件そのものじゃなくて、本格的な事件において推理の練習をすること、キャラクターたちの関係性を進展させること、その他いろいろな伏線をはることだろう。犯人を最後に仕留めたボールが渉さんが幼いころに遊んだものであったというところが好き。

 この章では百合子とのHシーンがあった。流れから察するに、全員と順番にHしていく感じなのだろう(プ、プレイボーイ……)。こういう形式は初めてだから、驚いた。しかし、Hシーンは全部で12個あるようだけれど、配分やさしはさむタイミングなどはまだまだ予想がつかない。

 プレイ時間はだいたい8時間くらい?

 

〇雑談

 以上、あっさりしているが、導入部分だったしこんなところで。現状、かなり面白い。このまま良い感じに終わってくれ!表情差分というか、絵の動きがちょっと少ないのは気になるか。でも、今のところは良ゲーだと思う。他人にも勧めてみようかと思う。

 

〇名言

「焦るな、強がるな、無理をするな。じゃないと却って潰れるぞ。」by北上陽一

め↑ちゃ良いこと言う。でも、こいつはけっこう犯人なんじゃないかとも思ってる。

 

「でも、全ての可能性を疑わなくては、推理じゃなくて魔女狩りになってしまう。」by大鳥百合子

推理するときは、いつも心がけるようにしよう!

 

「落ち込んで食いたくない時こそ食わないとだめだ。世の中、大概のことは肉と筋肉でなんとかなる。」by北上陽一

これは真実。

 

「かっこいいぞ!いい守護霊ついてるぞ!」by黒月沙彩

誰かをおだてるときに使えるフレーズ。

【ゲームの感想】暁の護衛 ~罪深き終末論~ -part5-

【ゲームの紹介】

 前回に引き続き、「暁の護衛 ~罪深き終末論~」の感想を書いていく。残っている√全ての感想を書いて、このシリーズの最後の感想記事にしようと思う。プレイからかなり時間が経っている部分も多いので、かなりざっくりあっさりとした記事になると思うけれど、許してほしい。

 以下、重大なネタバレに注意……。

 

 

 

 

 

 

 

【ゲームの感想】

 まずは禁止区域編の感想を書いていく。舞√→楓√→翔子√の順に。その後、沙代√→薫√と書いていく。たぶん、プレイ順もこうだったと思う。翔子√と沙代√が逆だった🦆?

 

〇舞√

 禁止区域編のメインヒロインと言ってもいいのか?あり得たかもしれない海斗の姿の1つ。海斗も自覚していたが、周りに杏子がいたこと、外に出て麗華たちに出会ったことで海斗は大きく変わった。しかし、禁止区域の中で孤独に生活していたら、周囲全てを敵としか考えられない悲しい存在になっていたと思う。そんな舞を今度は海斗が救っていた。

 そして単純にビジュアルもいいよね。やっぱり暁の護衛の絵柄は、こういう強気な女の子を描く際に最も輝くと思う。エピローグのドレス姿はかなり好み。

 舞√のエンディングは禁止区域編の正統なゴールという感じがしたね。五十嵐の考えについては前回の記事で書いたけれど、「多くの血が流れ、私を憎む者が生まれることで、初めてこの禁止区域という世界に疑問を持つことが出来たのだ」というセリフからもわかるように、目標は達成されたようだね。

 

〇楓√

 正直、楓√が存在すると思っていなかった。伯は合法ロリだったけれど、楓は脱法ロリになると思っていたからだ。初潮を迎える描写を設けたのは合法にするため?相馬の子煩悩な感じが面白かった。

 

〇翔子√

 実はキャラとしてはけっこう好みだった翔子。√が存在するかは怪しいと思っていたのだが、きちんと存在していてちょっとうれしいような?幸せになってほしいと願う。

 亮を翔子が刺す展開になっていたのはスカッとしたね。

 

〇沙代√

 すみません。プレイから1か月以上たったせいで、詳しく覚えておりません。

 

〇薫√

 待ってました!大本命!罪深き終末論を始めたときから、1番楽しみにしていた√!1番最後まで残しておきました。しかし、薫√に入ろうと何度もチャレンジしたものの、全然入れずに困りました。攻略を見て、何とか入ることができてよかった。「駅前、学園、出かけない」の部分の選択肢が関係してる??

 まず、語りたいのはキャラとしての魅力だよね。なんてったって、ビジュアルが良すぎる。私と同じように、男装女子が好きな人はイチコロだったと思う。サラシ×巨〇というところも、魅力的だと思った。Hシーンは制服を着てプレイするシーンが1番好き。まあ、変態的なのは抜きにしても、たまに見せる女の子の一面がギャップとなって、多くの人に刺さったんじゃないだろうか。無印→プリンシパルたちの休日→罪深き終末論、と3作品にわたって丁寧に作られたギャップだからね。

 さて、シナリオに関しては共通√のところで詳しく語ったから、ここでは省略。正直、薫に関するシナリオは南条邸のところが大きなウェイトを占めているから、個別√に入ってからは、けっこうあっさりしてたと思う。

 

【項目別】

《①シナリオ》

 17/20。無印のときから、暁の護衛シリーズのシナリオはけっこう好き。テンポが良いんだよね。いろんなところに伏線が張り巡らせてあったり、日常ギャグシーンがそれなりに多かったりするんだけれど、冗長じゃないと感じた。やはり日常シーンが面白いってのは大きなポイントだと思う。ただ、少しあっさりしすぎに思う部分もあった。特に、麗華√は「え?もう終わり?」と思ってしまった。てっきりグランド√みたいなのがあるのかと思っちゃった。うーん、でも、それだと長すぎるのかなあ。なんだかんだ書いたけれど、全体的に高評価のシナリオでした。

 

《②Graphic》

 6/6。単純に絵が好みでした。特に、強気な女の人の表情を描く際に、真価を発揮していたように思います。表情差分も少なくなかったです。

 

《③H度》

 4/5。絵が好みだったからか、Hシーンも魅力的に感じることが多かった。でもやっぱり薫とのシーンが好きだなあ。おまけも充実していたし、良かったと思う。

 

《④システム》

 4/4。文句なし。2014年発売のゲームとは思えないくらい、よくできていた。ショートカットキー設定、個別ボイス設定など、細かく設定できたのが助かった。

 

《⑤音楽》

 3/5。幻想の城が好き。

 

《⑥ボイス》

 3/4。みんなキャラに合っていると思った。麗華役の人って、あんまり他の作品に出てないのかなあ。

 

《⑦キャラ》

 罪深き終末論は特に登場キャラクターが多かったね。そしてそれら全員を上手く魅力的なキャラとして描けていたと思う。どのキャラも生き生きと動いていたように思う。ただ、多すぎたせいか1人あたりの√がかなりあっさりしているようにも思った。まあ、その分、共通√がしっかりしていた。

 

 最後にフリーポイントを2点つけて、42/50=0.84でした。面白いゲームだったと素直に言える!初心者の人にも進めやすそうだと感じた。今、データスロットを見てきたけれど、初プレイ日が2025年9月25日になっていた。実際は3月末にプレイを終えていたことを考えると、半年ぐらい共に過ごしていたことになるのか。うーん、終わっちゃうのがなんだか悲しいな。この思い出はしっかりと胸に刻んでいきたい。

 

〇名言

「書物は場所を選ばず、他者と他者を繋ぐことが出来る」

「例えどこにいようとも、私の今ここにある意思を、読んでいる者は共感することが出来るからである……」by五十嵐

いい文、書きやがるぜ!五十嵐のオッサンは!←その通り

 

「なにが正義の味方だ、俺ぁ人間だぞ!」by緒方

 もちろん禁止区域の人間はそれなりの悪行をしてきた人も多いだろうし、反乱を起こした時点で全員が敵認定されても仕方ないと思う。ただ、元から禁止区域の人を同じ人間だと思っていないような節があり、それはかなり問題だと思う。そういう意味で、射殺されかけたときの上記の緒方のセリフは、かなり重要なものだと思った。

 

「男は女の初めてになりたがり、女は男の最後になりたがる」by海斗

【ゲームの感想】暁の護衛 ~罪深き終末論~ -part4-

【ゲームの紹介】

 さて、前回に引き続き「暁の護衛 ~罪深き終末論~」の感想記事です。今日は禁止区域編といったらいいのか?、とりあえずその範囲の感想を書いていきます。昨年から進めてきた暁の護衛シリーズも着実に終わりが近づいてきており、少し寂しい気分です。

 以下、重大なネタバレを含む……。

 

 

 

 

 

 

 

【ゲームの感想】

 薫√は最後の方に残しておきたかったから、それ以外の√から攻略していくことにした。しかし、誰の√が残っているか全然わからなかったから、とりあえず薫√でも今まで攻略したヒロインの√でもないところにいけそうな選択肢を選んでみることに……。杏子と街中で出会ったあたりで、「あー、杏子√に入ったっぽいな」なんて思っていると、急にopが流れ始めて驚きΣ(・□・;)はえ、もしかしてまだまだ楽しませてくれるんですか!?と胸が高鳴った。ということで、今回は禁止区域編の感想を書いていく。共通√→加奈子√→伯√→杏子√の順に書いていく。プレイから3か月くらい時が経っているので、曖昧だったら申し訳ない。

 

〇共通√

 「プリンシパルたちの休日」において、海斗の禁止区域時代の生活について知ることはできた。しかし、禁止区域の住人視点の話はそこまで多くなかった。そういう意味で、この禁止区域編は新鮮で面白かった。単純に、退去法施行以降の戦い外の世界との決戦も面白かった。別√では味方であった清美や岩谷とも戦いになって、アツかった。それで言うと須藤が思った以上に切れ者で驚いた。互いに計略を張り巡らせながら戦ってるのを見るのは面白いね。

 個人的には相馬がかなり魅力的なキャラだと思った。頼りになる有能キャラはやっぱりかっこい良いよね。やはり「プリンシパルたちの休日」で薬をくれたのは相馬だったんだね。

 緒方もなんだかんだ気に入った🦆。いや、気持ち悪いとは思うけれど。1周回って味方みたいな頼もしさがあった。というか、多分、以前プレイした別のキャラの個別√でも登場していたよね?そのときは「プリンシパルたちの休日」をやっていなかったから、気づけなかったんだよなあ。やはり最初から、順番通りにやっておくべきだったね。とはいえ、禁止区域編プレイ前に「プリンシパルたちの休日」を完全クリアしておいた良かった。緒方に感謝するかどうかの選択肢で、「感謝する」を選んだらBad Endになるのかなーと興味本位で選択してみたら、本当にBad End直行になって笑っちゃった。ホモの話になったときに杏子と加奈子が顔を赤らめてるのが可愛かった。

 逆に杏子がところどころやかましく思えてしまった。昔から一途に海斗を思っている、純粋な良いキャラなんだけれどね。盲目的すぎて、現実が見えてないように思えてしまうことがあった。特に戦いにおいて若干、足手まといっぽくなってしまうシーンが多かったから、そう思ってしまったのかもしれない。

 五十嵐の考えもなかなか強烈だったよね。メッセージを完全に受信できたかはわからないけれど、自分なりにまとめてみようと思う。

①政府は都合の悪いことを隠したにすぎない。

 これは実は私も同じようなことを考えることがある。別に現実世界に禁止区域があるわけじゃないけれど、世界にとって都合の悪いことは存在する。それを見えないところに押しやるのは根本的な解決にはなっていないと思うのだ。逆に見えるところに置いておいて、徹底的に管理するというのも方法の1つだとは思う(禁止区域に対してはちょっと難しいかもしれないけれど)。弱者を切り捨てたところで新たな弱者が生まれるだけであり、そんなことを繰り返していると日本は衰退していってしまう……。

 また、見えないところへ押しやっていった結果、そのものに対する意識が薄れてしまうという問題もあると思う。たとえば、我々は普段お肉を食べているけれど、実際に家畜が屠殺されている意識はそんなにないのではないだろうか。そういった感じで、禁止区域を「隠した」結果、人々が禁止区域に対して深く考えることがなくなってしまった。こういうところを五十嵐は問題視していたのではないか。いろいろと書いたけれど、こういうところに興味がある人は『死の壁』を読んでみても面白いかもしれない。

 社会制度そのものの改革も必要であると五十嵐は考えていたと思う。「自分達の撒いた種が原因なのだと、政府は気づかねばならない」と言っていたように。中には単純に自業自得で禁止区域におちた人もいるだろうけれど、社会の厳しさからやむを得ず禁止区域に辿り着いた人もいたと思う。そういった人たちを出さないようにする根本的な解決が必要だと考えていたのだと思う。

②男尊女卑

③退去法の実態

 公にされている内容と実際の目論見が全然違うものであり、単純にそれを問題視してもいたと思う。

④未来は変わらない。しかし、過程は変えられる。

 五十嵐自身がわかっていたように、反乱を起こしたところで、禁止区域側が負けるという未来は変わらない。しかし、反乱を起こすことで人々はそれに対する恨みを抱くことになり、禁止区域に対して意識を向けるようになる。そうなることを五十嵐は目指していたのではないだろうか。

→どの√の最後か忘れたけれど、武藤が引退して黒堂が指導者に就任していたよね。これで少しは社会が変わっていくだろうか。「プリンシパルたちの休日」でも黒堂家と禁止区域に関する取り引きの話が出てきていたのも、少し伏線だったのだろうか。

 そういえば他の√(麗華Badだった気もする)で海斗が隠れた部屋に紫の髪が散らばっている描写があったけれど、今思うと、あれは舞の拷問部屋だったんだね。

 

〇加奈子√

 禁止区域編で真っ先に攻略しようと思っていたのは加奈子。実は麗華Badで登場したときから気になっていた。理由はもちろん、cv.北都南だから。「家族計画」の高屋敷青葉とか「G線上の魔王」の時田ユキとかの人だね。美少女ゲの声優で1番好きなのヨサ。

 シナリオに関しては、さすがにサブヒロインということもあってか、深く掘り下げられることはなかった(というか、禁止区域編は共通√が大部分で、サブヒロインたちの個別√はかなり短かった)。須藤、お前、ほんとクズすぎていろんなところで恨みを買ってるんやなあ……。

 キャラ的な魅力で言うと、やはりクールで知的なあたりがポイントか。暁の護衛シリーズのキャラデザは個人的に好みだから、どのキャラも見た目はけっこう好き。特にこのキャラデザは強気な女性を描くときに、より一層、力を発揮するように思える。そう考えると、加奈子は強気(生意気?)なところも多いし、キャラデザによってより一層、魅力がひきたてられていたと言える🦆。ていうか、よくよく見ると、加奈子の服装、えっちすぎやしませんか。エンディングの一枚絵の杏子(ちょっと怒ってる)も可愛いと思いました。

 

〇伯√

 そもそも伯√が存在するとはあまり思っていなかった。見た目がロリに見えるだけで実際は海斗より年上っぽいから、実装してもルールには引っかからないと思う。ただ、いかんせん見た目がロリすぎるからなあ。何かしら文句は言われるかもしれないということを考えると、個別√が無い可能性は75%くらいだと思っていた。だから、個別√が存在したことにも驚いたし、Hシーンもあるんだと驚いた。

 シナリオについてだが、(これは共通√の部分だった気もするが)海斗の母親の詳細が明かされたのが大きかったね。母親のしたで泣いていた赤ん坊の海斗を見て、「あなたから奪ってしまったものの大きさに気が付いた」と言っていたが、禁止区域という厳しい環境に住んでいる人間がそんな思考回路になるのか?とは思った。海斗のことをずっと守ってくれたのは事実だし、海斗にとっては大きな存在かもしれない(雅樹も気づいた上で見逃していたようだし、悪い存在とは言えないか)。しかし、病気のこともあって最後の半年しか一緒に幸せに暮らせなかったのは悲しいね。

 

〇杏子√

 申し訳ない。時間が経ちすぎたせいで詳しく覚えていない。が、最後、子どもが無事に生まれているのを見て、微笑ましい気持ちになったのは覚えてる。まあ、正直、杏子は報われてほしいな(恋が成就してほしいな)とは思っていた。他のヒロインとは歴が違うからね。

 

 

〇名言

「どうかしら。一度の裏切りは、一度の信頼では取り戻せない」by加奈子

イイコト言う!