【ゲームの紹介】
さて、前回に引き続き、景の海のアペイリアです。前回の時点で久遠√・ましろ√ともに終わっていたのですが、分量の都合で記事を分割しました。今回は久遠√の感想を書いていこうと思います。私は久遠√→ましろ√の順で発生したのですが、これは選択肢によるものなんでしょうか。ましろ√から発生する人もいるのかな?3回目なので、ゲームの紹介はサラッと。
主人公、零一はひょんなことから強いAIであるアペイリアを作り上げてしまう。しかし、オーバーテクノロジーであるアペイリアシステムは零一が予想だにしなかった世界をつくりだし……。
以下、重大なネタバレを含む……。
【ゲームの感想】
途中で面白い話が出てきた。スワンプマンについて。恥ずかしながら、この話を知らなかったのだが、個人的には零一と同じ立場だ。オリジナルの男は雷にうたれるまで歩んできた時間があるのに対し、スワンプマンはその時間がない。この来歴の違い・経験の有無により別物だと考える立場だ。ただ、物質的に同じなのだから同一人物だとみなす考え方もわかるし、面白い思考実験だなと思った。スワンプマンとオリジナルが同時に生きていた場合、彼らは寸分違わず同じことを考えるから、意識が2つであるとは言えないというのが空観の意見だったけれど……。実際は、そうではなかったね。スワンプマンの例に関して言うと、もう1つ気になるのが雷。アペイリア誕生の瞬間に、毎回雷が落ちているけれど、実はここにも関係してくるのかな……なんて思ってみたり。
ということでブックマンのお話。空観はさすがにどこかに関わっているだろうと思っていたけれど、こっちだったか。メタ読みをすれば当てられたのかもしれないが、悔しい。でも、逆に言えばもう空観は関わってこなそうではある。しかし、ブックマンはさすがにかわいそうだなと思った。いきなり自分のアイデンティティを否定されたようなものだもんね。現実世界の空観の方がオリジナル感が強いから、自分は空観ではない借りものだと認めないといけないような状況なのがかわいそう。でも、そんなの簡単に認められないよね。だって空観として歩んできた「記憶」があるもんね。実際に経験してはないのだろうけれど、脳の情報としては体験した「記憶」があるもんね。それが急に「あなたはスワンプマンです。別の人生を歩みなさい。」なんて言われても、切り替えられないよ。「……永久子の意見が聞いてみたい……」という遺言は好き。
⑮シンカーを倒した直後の零一を刺したのは誰?
解決。
二者択一が難しいみたいな話を前回の記事で書いたけれど、今回は久遠の笑顔を守りたいがために真相に近づく手がかりを放棄するという、ある意味Badendだった。非常に悩ましい判断を迫られていたけれど、だからこそ選択肢にしても面白そうだなと思った。√分岐やシナリオ作成がけっこう大変なことになりそうだけれど。何の根拠もない賭けだから仮に永久子が生存したとしても、それが手がかりを放棄したこととは関係ないかもしれない。とはいえ、手がかりを持っていたからといって、必ず次の世界線で観測者を捕らえることができるとも限らない。不確かなものしかない中で、それでもどちらかを選ばなければならないということで、やはり未来って嫌なものだなと思った。
今後の展開でやはりキーになってきそうなのはサードなんだよね。こいつがなかなか曲者なの。強制クエストの件もそうだけれど、サードからセカンドのログインできるって設定がかなり重要になってきそう。遺伝子研究所とのつながりもあるし、サードは今後も要注意だね。
久遠√で1番衝撃的だったのはHシーン。仮想世界と現実世界を行ったり来たりするするHなんて初めてだったよ。「挿れながら咥えさせる」なんてセリフ他じゃ聞けないよね。
他の√でもそうだけれど、コスモスのところでデザイアの設定をするシーンがめ↑ちゃ癒される。コスモスは無視されて悲しそうだけれど。
○ダウトゲーム
ここにきて再び考え直さなければならなくなった。シンカーは
(1)現実世界の東京からログインしていない
(2)現実世界の日本からログインしていない
(3)一空観である
(4)海外から不正な手段でログインしていない
(5)現実世界の日本以外からログインしていない
(6)セカンドが生み出したAIである
と答えた。普通に考えると(2)と(5)、(3)と(6)が矛盾しているからどちらかの組ではブラフを使っており、もう1つの組は矛盾しているように見えて両立可能な話ということになる。(2)、(5)のペアでブラフを使っていると仮定すると、シンカーは空観でありセカンドが生み出したAIであるということになる。しかし空観自体は現実世界に存在しているからこれは不適切?(3)と(6)でブラフを使った場合、(3)をブラフにしてシンカーがAIであるとしなければ、(2)と(5)を両立させることはできないと思っていたけれど、それ以外の可能性を零一は見出した。現実世界のどこにいるかわからない状態だったらという話だけれど、さすがに模範解答じゃないっぽいから、普通に元通り(3)がブラフの線で考えるか。しかし、零一が別の角度から疑問を持っていた。たばこの吸い殻のことと言い、AIならDNAを隠す必要はないのではという意見。
○謎
解決。ましろの事故が発生したのだった。
謎㉙観測者は最初、どうやってアペイリアの存在に気付いた?
セカンドの存在からアペイリアネットワークには気付けるだろうけれど、そこからアペイリアに到達するには(1)アペイリアネットワークのセキュリティを突破する術を持っている(2)零一の身近な存在であるのどちらかである。(2)だとかなり絞られそうだが……。
謎㉚研究所にあるシンカーの個室の詳細。
ましろ√を終えてさらにその先に進んでいるから、ある程度、知っているけれど、ここはまだ久遠√の感想記事だからぼやかしておく。遺伝子研究所と一致している理由はわかるけれど、システム外通信ができるのも同じような理由からだろうか。
○メモ
○名言
「人の心はDNAにあるのかもしれない」by空観
生命化学に従事する者として、