【ゲームの感想】仄暗き時の果てより~プロローグ編~

【ゲームの紹介】

 さて、今回から新シリーズです。仄暗き時の果てより(ほのぐらきときのはてより)というゲームをプレイしていきます。2016年12月22日にMOONSTONEより発売。あらすじを書きたいところですが、私自身まだプロローグしか終わってないので、正確な内容はつかめていません。わりとホラー要素強い感じです。今回はプロローグをやった感想と今後の展開の予想などを書いていきます。

以下、ネタバレを含む。

 

 

 

 

 

 

 

【ゲームの感想(や今後の展開の予想)】

 まず1番驚いたのは思った以上にホラー要素が強めだということです。購入するときのサンプル画像を見て、ある程度そういう感じだろうとは思っていましたが、普通に怪物やバラバラ殺人、ゾンビみたいなやつが出てきて驚きました。後半のゾンビ騒動のインパクトが強すぎて前半のイメージが薄れてしまったくらいです。てっきり「島には怪物がおり明らかな異常事態なのに、島民は誰もそれに気づかない、気づいたとしてもおかしいと思わない。むしろ自分たちが以上なんじゃないかと疑いたくなってくる……。」的な展開かと思っていましたが、普通にゾンビが町にあふれかえることになりました。

 いくつか意味深なところがあったので、そういったところを中心に振り返りつつ、今後の展開の予想を書いておきます(もしかしたらかなり的外れなことを書いているかもしれませんが)。

 まず、最初に島に上陸して妹と会うシーン。

「男の人と喋ってなかった?友達……には見えなかったけど」

という主人公に対して、ナンパだからと流す由乃。とはいえ、さすがにただのナンパとは思えないですよね。このときの男が白木充?それとも由乃が何かの組織のボスで、男はその部下?全然、見当もつきません。この由乃という人物、かなり今ありげな描写が多いので怖いですね。後で書きますが、由乃は普通の人間ではないと思っています。また、その直後

「そんなことを思って改めて顔を見てみると、以前とは確かに少し顔立ちが違っているようだ。」

という描写もあります。かなり意味深ですよね。やはり元々の由乃とは別の人物にすり替わっているのでしょうか?少なくとも、主人公が島を出るまで一緒に過ごしていた由乃とは別の存在のような気がシマス。

謎①上陸シーンで由乃がしゃべっていた男

謎②由乃の正体(人外?)

 

 さて、次のシーンは主人公が1日目にそうめんを食べるシーンです。

「ううん。私、食が細いから」

これに対して、主人公は「そうだっけ……?」と疑問を抱いています。やはり主人公が知っている由乃とは別の存在のような気がシマス(これだけ疑っておいてミスリードだったら、まんまとやられてしまっているわけですが。)。しかも、かなり痩せているようです。そして、ご飯をあまり食べてないのも気になりますね。こういったことから、私はこの由乃は人外だと予想します。グール、あるいはこの島に住み着く怪物の親玉が由乃(になりかわっている)と予想。人外だから、人間のご飯は合わないんじゃないかと勝手に予想。

謎③由乃の食生活

 

 さて、次のシーンは、恵里さんと主人公たち家族で酒盛りをするシーン。

「’’うしびたい’’っていうキノコですよ。牛の額を思わせるからそういうのかな……?」

このキノコ怖すぎでしょ。絶対キノコじゃないでしょ。人間の肉とかじゃないでしょうね。’’うしびたい’’という名前の本当の由来も恐ろしいものだと思うのですが、見当はつきません。キノコの採集のしかたについて尋ねられたときの主人公父のしどろもどろな感じが怪しかったです。主人公の父親が殺人犯か、本当に何も知らない人かのどちらかですね。

謎④’’うしびたい’’の正体

謎⑤主人公の父親の正体

 

 続いて気になったのは、主人公が杏子との思い出を回想するシーンです。

「あとは、なんだっけ?他にもあったはずなのだが……やはり思い出せない。妙だな。」

こんな感じで、主人公の記憶には一部もやがかかったところがあるようです。この靄がすっきりしたときこその全ての真相が見えてくるのかもしれません。

「なのに、その惨劇を防ぐことができなかった……。その想いが、遡って、以前から罪悪感を抱いていたように錯覚された……そんなふうに考えている。」

とあるのですが、ここも怪しいですね。後半部分には傍点までふられていたので、かなり重要な伏線なのでしょう。主人公がこういうふうに考えているということは、裏を返せば、事実はそうではなかったんでしょう。主人公が抱いている不可解な罪悪感というのは別の理由がある気がシマス。杏子を殺したのは主人公なのでしょうか?首無し死体が発見されたということですが、ゾンビになってしまった杏子を主人公が頭を破壊することで停止させた、という可能性はないですかね?また、事件の後、主人公が家に着いたのが翌朝だというのも気になりますね。

謎⑥靄がかかった主人公の記憶

謎⑦主人公が抱いている不可解な罪悪感

謎⑧杏子殺害事件の詳細

 

 駒子と主人公・由乃が町で会うシーン。

「お兄さんがいるなんて、知らなかったな」

仲が良い友達なら、兄弟の話が出たとしてもおかしくはないと思うのですが、由乃は駒子に話していなかったようです。普通なら、年頃の女の子が自分の兄の話題を同級生に話すというのはあまりないかもしれません。しかし、由乃はかなり主人公のことが数奇なようなので、むしろ話題に出してないとおかしいような気がシマス。やはりこの由乃は偽物ですね(と断言していて本物だったらごめんなさい)。

「それにしても、なんで夏休みなのに制服なんか着てるんだろ?」

これは明らかにおかしい発言ですよね。この前日の夜、主人公は怪物に襲われ、駒子に助けられるわけですが、そのとき駒子から制服を着ないといけないと校則で決まっているという話を聞いています。同じ学校に通うのなら知っていないとおかしいですよね。(由乃は別の何かがなりかわったものという前提にはなりますが)由乃のなりかわりが発生したのはいつなんでしょう?夏休み入ってからなんですかね。そうなれば、学校に行ってない期間が続くので、校則についてこの日になるまで知らなかったということで筋が通りそうです。ただ、この予想だと先ほどの兄の話で詰まってしまうのです。もし、なりかわりが夏休みに入ってから発生したのであれば、一学期は本物の由乃と駒子が交流しているはずであり、だとすれば、本物の由乃が兄のことを話していると思うのです。よって、この予想はちょっと違うのかなーと思っています。とはいえ、なかなか良い予想が立てられないでいます。

謎⑨由乃は兄の話を駒子にしていないし、制服に関する校則を知らない

謎⑩由乃のなりかわりが発生したのはいつ?

 

 さて、続いて気になるのは白木充に2回目となる遭遇をしたシーンです。このときのぼんやりとした白木にはいったい何があったのでしょうか。これに関しては怪物の正体がわからないと解決できなそうです。プロローグ冒頭もぼんやりとした人始点のモノローグが出てきましたが、あれは捜索をお願いされていた人(名前忘れた)の視点だったのでしょうか。怪物と遭遇した人は心ここにあらず状態になってしまうようですが、詳しくは本編にいかないとわかりませんね。

謎⑪怪物と遭遇した人のその後の異変

謎⑫怪物の正体

 

 次に、車の中で恵里と主人公が過去について語り合うシーン。恵里はサイコメトリーで親友を殺した犯人を見たらしく

「今はどんな顔して暮らしてるんだろ。良きパパなんかになっていたら……たまらないわよね」

と発言しています。ん!??やはり、主人公の父親は殺人犯なのか!?と思いましたがさすがに違う気がする。これは別の人を指しているか、ちょっとしたミスリードであるような気がシマス。

謎⑬8年前の恵里の親友殺害事件の詳細

 

 次に、主人公が由乃のつけっぱなしにしていたノートパソコンをのぞくシーン。動物園が映っていたようですが、由乃が動物園好きだったという記憶はないらしく、むしろ杏子が好きなシーンだったと思い返しています。杏子と偽由乃(偽という確証はないが)には関係があるのでしょうか。先ほどから繰り返し述べている通り(だからこそ、間違っていたら困るのですが)、由乃の正体は怪物で、杏子を捕食しておりその影響が出ていると考えています(ハズレだったらごめんなさい)。

謎⑭動物園が好きだったのはむしろ杏子の方なのに

 

 書き忘れたので、このあたりにさしこんでおきますが、依頼人のよくわからない言動も気になりますよね。特に夫の方がかなり切迫した感じを出していますが、一体何があったのでしょう(というか起こるのでしょう)。27日までと期限を決めてましたが、27日に拘るのには何か理由があるのでしょうか。本人は、恵里から同様の質問を尋ねられたとき、「生命の危機だから、あえて期限を決めることで~」と説明していましたが、実際は違うような気がシマス。27日までというタイムリミットには何か重要な意味があるのでしょう。

謎⑮よくわからない依頼人

謎⑯27にまでという期限

謎⑰失踪事件の詳細

 

 ここからは謎というよりも思わずツッコんでしまったシーンです。ゾンビたちがあふれかえることになる朝、主人公たちは最初何も気づかずに外に出るのですが、さすがに気づくの遅すぎやしませんか。旅館での騒音も、よくよく耳を澄ましてみれば、全然酔っ払いの喧嘩などではないと思うのですが……(かなり緊急事態っぽい声してたよね)。その後、旅館出るときに「な~んだ。ただHなことしてるだけか~」て言ってたけど、さすがにあれはそれどころじゃないでしょ。とはいえ、日常風景だと認識して見ていると、案外気づかないものなんですかね。明らかに普通の人間じゃなかったと思うのですが。意外とのんき?それとも正常性バイアスってやつ?

 次に、恵里が主人公にレコーダーを渡すシーン。こんなん絶対死亡フラグですやん!明らかな死亡フラグですやん!とツッコんでしまいました。いや、もしかしたら窮地を切り抜けるのに使うだけで、決して遺言(言えなかったことをここで言っておくね的な物)を聞くためではない!などと考えもしましたが、残念。そうはいきませんでした。

謎⑱ゾンビ騒動の詳細

 

【まとめ】

 ということで、プロローグ編の感想と今後の展開の予想でした。当たっているといいですが、大部分は外れているような気がシマス(もしかしたら全部的外れかもしれない)。ホラー要素強めな美少女ゲはあまりやったことなかったので、ちょっと新鮮です。かなり楽しいので、意欲的にやっていこうと思います。では、また次回!