【ゲームの感想】喫茶ステラと死神の蝶 ~汐山涼音編~

【ゲームの紹介】

 先日に引き続き、「喫茶ステラと死神の蝶」の感想記事です。前回、希√をクリアしました。今回は涼音√の感想です。

 

【感想】

 涼音√で個人的に刺さった点は2つ。1つ目は、涼音姐さんマジカッケェ!です。陽子としてはいわゆる合法ロリという涼音ですが、仕事に対するこだわりを話している姿は本当にかっこいいです。主人公自身も愛情や庇護欲と同じくらい憧れを強く抱いているのではないかと思います。

「失敗を重ねそうなヤツはいるだけ邪魔」

「失敗してもいいとは言わない。反省も必要。けど、しょげてるだけってのは何の意味もないと思う」

「だから、まずは顔を上げる。形からでも空元気でもいいから」

「しょげてる人間が、誰かを笑顔にできると思うなよ」

↑この一連のセリフ、本当にかっこ良くて好きです。私自身が、いま落ち込むような状況にあったので、主人公ともども励まされてしまいました。こういう風に何か物事に取り組むときに、プライドを持って邁進し続ける人をプロと言うのだろうなあとしみじみと思いました。言うのは簡単ですが、実際にこれをやり続けられる人はなかなかいないのではないかと思います。すぐにゲームに影響を受けちゃう系の人間の感想ナリヨ。

 涼音の魅力その2、合法ロリ。私は特に合法ロリが好きというわけではないのですが、涼音√を通してその魅力が何となくわかったような気がシマス。涼音が即落ち2コマになるシーンがあるのですが、そのシーンが特に性癖に刺さりました。ちっπが好きなので、そういう意味でもよく刺さったのかもしれません。

 シナリオに関しては、けっこうあっさりしてました。主人公も涼音も意地っ張り(強情?)なところがあるので、そういうところでぶつかって喧嘩して、なんだかんだあって仲直りしてっていう展開なのかなと予想していましたが、そんなことはなかったです。フローチャートを見てもサブヒロインという扱いのようなので、短めにつくられているのかもしれません(そうなると、フローチャート的におそらく愛衣の√も短そう)。とはいえ、普通に面白く気づいたら休日の1日が終わってしまっていたぐらいなので、よく楽しめたと思います。

 こうなってくると気がかりなのが、希の気持ちですよね。これは美少女ゲの宿命ですが、誰か一人を攻略するとそれ以外のヒロインが救われなくなってしまう!特に希が1番問題だと思うんですよね。おそらく喫茶ステラ開始時点で主人公に対して恋愛感情を抱いているのは希だけだと思うので(希は小さい頃に主人公とした結婚の約束を覚えていたくらい)、希だけが問題になると思います。

(ⅰ)希を攻略した場合(希√)

元々恋愛感情を抱いていた希→報われる

恋愛感情を抱いていなかったその他→主人公と恋をして幸せになるという世界線をゲットすることはできなかったが、本人たちは知り得ない世界線だから落ち込むことはないと思う

(ⅱ)希以外を攻略した場合(たとえば今回の涼音√)

元々恋愛感情を抱いていた希→報われない

攻略対象→幸せ

その他→(ⅰ)と同じ

この場合は、希が落ち込む様子が思い浮かんでしまうのでちょっと苦しいですね。希ちゃんは口では主人公のことをよく応援してくれているのですが、内心、自分が主人公と付き合いたいという気持ちが強くあると思うので、見ているこっちが辛かったです。途中まではあまり表情にも出てないかなと思っていたのですが、初詣のシーンでは希ちゃんの表情にも苦悩が現れていたと思います。「まさか本当に誘っちゃうとは……」のシーンの困り眉はそういう辛さが現れていると勝手に解釈しています。希√を最後にやるべきだったかもしれないと思った。

 涼音√を始める前から気になっていたことの1つに、宏人の反応があります。これはあ二―ストーリーで描かれていました。めちゃめちゃ気まずいと思うのですが、意外となんとかなっているようです。とはいえ、現実世界で起こったらかなり気まずいですね(わりと起こることなのか?)。

 

【雑談】

 勢いがあるうちにどんどん進めてこー!

8月9月のゲーム予定

①喫茶ステラと死神の蝶

最果てのイマ

③SuGirly Wish

夏空のペルセウス

⑤缶詰少女ノ終末世界