【ゲームの感想】母性カノジョ2ー知性 崩壊編ー

【ゲームの紹介】

 今回プレイしましたゲームは、あかべぇそふとつぅより発売のママになってくれるADV「母性カノジョ2ー知性 崩壊編ー」(2019年4月26日)です。名前のインパクトがすごいですよね。私もこの名前のインパクトだけで購入を決意しました。さらに言うと、この作品の前作にあたるもののタイトルは「母性カノジョー子宮 帰還編ー」です。これまたインパクトのあるタイトルですよね。あかべぇそふとつぅというと、たまゆらG線上の魔王車輪の国、向日葵の少女などで有名ですが、まだどれもやったことがないので、いつかやってみたいですね。ちょっとだけあらすじ紹介。

 夏休み、主人公のもとに親戚の桜井伊夜がやってくる。高校受験を控えた伊夜であったが思うように勉強が進んでいないらしく、医学部志望の主人公のもとに勉強合宿に来たのであった。久しぶりの再会で最初は気恥ずかしさもあったが、すぐに昔のうちとけあう。それどころか……

以下、重大なネタバレを含む……。

 

 

 

 

 

 

 

【ゲームの感想】

 ヌ○ゲーでした。シナリオ自体は短く1日あれば終わるくらいの量でしたが、Hシーンは15回とかなり詰め込まれていました。ですから、パッケージの絵を見てHだ!と思った人にはオススメできますが、ワイはシナリオゲーしかやらん!みたいなタイプの人にはオススメできません(私は前者だったので問題なかったのですが)。他の方のレビューにも書かれていたのですが、主人公は最初から知性が崩壊しています。久しぶりに会った親戚と会って間もないうちに行為に及んでいるので、元から知性があるかどうか怪しいところです。一応、医学部志望とのことなので、知性はあるけれど理性はないと言った方が適切かもしれません。(おそらく描きたかったことだと思うのですが)徐々に徐々に知性が失われていくという雰囲気を感じることもできます。最後の方は本当に、他のことなんてどうだっていいやって勢いで、行為に耽っていましたからね。現実世界につかれてしまったから、甘やかされたい!バブバブしたい!という人にはぴったりだと思います。タグをつけるなら「現実逃避」・「年下ママ」・「知性崩壊」といったあたりですかね。

 個人的に少し気になったのは(これは個人の感じ方の問題で気にならない人の方が多いとは思いますが)、主人公の結果ですね。伊夜ちゃんは無事に目標としていた高校に合格した。主人公は目標としていた医学部を諦めることになったが、その代わりに大切なことに気づけた(気づけていなかったらよくわからないまま医学部に入りモヤモヤしていただろう)的な感じでストーリーをたたんでいるのだが、やはりどうしてもそれで本当に良かったのか?と言いたくなってしまうよね。夏休み、堕落した生活を送ってしまったせいで、目標を下げることになってしまったからね。大切なものに気づけたから良いじゃないか!って言われるかもしれないが、医学部に入った後でもそれに気づけたかもしれないし、医者という職業が本当にやりたいことになっていた可能性もある。まあ、2つの未来を両方経験することはできないから、これに関してはどこまでいっても結論が出ないのだけれど。まあこのゲームをするときにこんな変な突っかかり方をしてる人は少ないと思うので、あまり気にしなくてよいと思います。

 こんなことを言い出したら作品の否定じゃないか!と言われるかもしれないけれど、責任を持って伊夜ちゃんに勉強を教えるということだったのに、ひたすら欲望をぶつけまくってる主人公って少しネジが外れているなと思った。まあ、知性崩壊編というタイトル通りだから、何もおかしくはないのだけれど。

 Hシーンはいかに甘やかすかみたいな感じで、甘やかしに全特化していてよかったと思う。きちんとニーズにこたえられていたと思う。シチュエーションや伊夜ちゃんの性格もそうだが、個人的に特に良かったと思うのはセリフが良かったこと。甘やかしてほしい人・現実逃避をしたい人が言われてほしいセリフにきちんとなっており、良かったと思う。「スペルマ!」とか叫んでところは正直、笑っちゃったけれど。ぜひ、Hシーンのセリフに注目してみてほしい。ピストン音やばすぎ。

 

〇名セリフ

「お前が実現できる範囲で、夢を叶えればいい」

「だが妥協し続けた末に、後悔するようなことがあってほしくない」by父

全く持ってその通りだ!と画面の前で叫んだ。

 

 普段だったらまとめの記事を最後に書いていますが、今回は短いゲームでしたからそれもこの記事に含めてしまいたいと思います。

【項目別】

 いつも通り①シナリオ②グラフィック③H度④システム⑤サウンドの5つの観点から振り返ってみましょう。

《①シナリオ》

 ★5です。シナリオに関しては上の部分で述べたいことは述べたので、特にこれ以上書くことはありません。まあヌ○ゲーに変に複雑なシナリオなんか入れられたら、それはそれで困るのですが……。というか制作陣も余分なシナリオは要らない!と思って必要最低限で作っていると思うので、この項目で評価するのはナンセンスな感じもしますが、慣例に則ってやることにしました。

 

《②グラフィック》

 ★8です。絵はめちゃめちゃかわいいです。このゲームの1番の魅力はここだと思います。表情差分が少ないのは残念ですが……。

 

《③H度》

 ★8です。これは上で述べたようにまずグラフィックが可愛いというのがあります。そして、Hシーンの数が多く、様々なシチュエーションを楽しめるというのも大きいですね。きちんと制服Hのシーンがあるのもよいと思いました。授乳手○キなどもありましたし、最終的にはナースのコスプレもありました。ただ、先ほど言ったように差分が多いわけではないです。

 こんなことを言うと「美少女ゲやるのに向いてない!」と言われそうですが、若干、主人公に引いてしまうことがありました。伊予ちゃんのことをHだ!と思う気持ちもあるのですが、それ以上に主人公が伊予ちゃんにバブバブしてるのに引く気持ちの方が強くなってしまうときがありました。要は、主人公になりきれなかったんですね(これは個人の問題ですが)。

 

《④システム》

 ★7です。ショートカットキーも自由に設定できましたし、特に不便を感じることはありませんでした。射○カウンターもありましたしね。

 面白いとは思ったのは、ヒロインの呼び方を変更できるところですね。主人公の名前変更なら昔はよくありましたが、ヒロインの呼び方変更は珍しい気がシマス。ちなみに私はいろいろと変えて遊んでみましたが、最終的に「伊夜ママ」に行きつきました。

 

《⑤サウンド

 ★6です。基準点なのデス!

 

 以上、★34/50でした!年下ママに甘やかされたいんだ!という人にオススメの作品です。

 

【雑談】

 ヌ〇ゲーとシナリオゲーを同時並行でやるのが良い気がしてきた。