【ゲームの紹介】
年末から進めております「家族計画」の2回目の感想記事です。今回は念願の青葉√に突入できたので、その感想を書いていきます。プレイしてから日が経っているので、すでに記憶が薄れてきている部分もありますが、魂込めて書きます。変にあらすじを紹介するよりもopを見てもらうのが1番良いオススメの仕方なのではないかと思う。
以下、重大なネタバレを含む……。
【ゲームの感想】
冒頭にも書いたように、本当は青葉√からやりたかった。が、初見プレイのときには真純√に進んでしまったから、2回目こそは青葉√を目指そうと頑張ったら、見事、突入することができた。もちろん他のキャラクターの√も気になるのだが、単純に青葉がきれいなお姉さんでタイプだからである。
さて、青葉を端的に表すとするなら「本当の情愛というものを知らずに育ち、過去とプライドに囚われ雁字搦めになってしまった人物」といったところだろうか。青葉が祖父との共同生活時代を美化してしまうのも無理はないと思う。家族から愛情を受けることなく育った青葉が唯一安らぎを感じた時間なのだから。どんな人間でもやはり他人から情を向けられたいと感じるのだろう。青葉を支える唯一の土台とも言える部分だから、それが崩れ去るだろうと薄々気づいていたのなら、タイムカプセルを避けたくなるのもわかる。もし、自分が過去にも現在にも未来にも、何もあたたかいものを持たない人間になることを想像したら恐ろしい。しかし、実際は祖父は嫌ってなかったんだと知ることができて良かった。さすがに本当にここが崩れ去ってしまったら、青葉に救いがなさすぎる。こういう過去を知った後なら、青葉が家族計画に否定的だったのもうなずける。「全て空虚で、ほつれやすい、砂上の楼閣」
青葉がやたら茉莉に当たりがきつい理由もよく分かった。この√をするまでは単純にタイプ的に合わないからかなー、いやでも、にしても当たりきつすぎるときあるしなーなんて考えていた。主人公が推察していたように、茉莉は似たような境遇でありながらなおも繋がりを求め続けているもんね。そう考えると茉莉はかなり強い子だなと思う。茉莉が青葉に対して「……わからずや」って言うところいいよね。
「いたるところに欺瞞と猫かぶりと人殺しと毒殺と偽りの誓いと裏切りがある。ただひとつの純粋な場所は、汚れなく人間性に宿るわれらの愛だけだ。」←フレデリック・フォン・シラーという人の言葉らしい。青葉が紹介していた。なんかこれに関しては再作者が好きそうよね。青葉は今までこの言葉に対して、どういう気持ちでいたんだろう。信じたいけど、信じられないみたいな感じだったのかな。「理不尽で何が起こるかわからない世の中にあって唯一、誰もが正当な権利として声高に主張できる……情愛を求める気持ち」←この作品のテーマの1つと言えるのではないかと思う。
ちなみに青葉のグラフィックで1番好きなのは屋根の上で会話するシーンのやつ。風呂場のやつも魅力的で良いんだけれどもね。屋根の上の青葉は背景の夜も合わさってものすごくかっこ良い。昔はあまりわからなかったけれど、黒色の良さというのが今となってはわかる。かっこいいよね。特に黒と白を基調にした服装が好き。黒一色でも良い。そんなこんなで自分のドタイプだった青葉姉さんでした。
青葉の言っていたように、主人公は他のキャラクターが抱えている問題を少しずつ合わせたような人間なのかもしれないね。まだやってない√もあるから、これを意識してやっていきたいと思う。
いつも通り謎も取りあげておこうと思う。
謎①主人公は過去の詳細は?
火にトラウマを持っているような描写がある(赤いのはイヤだ)。事故に遭ったようだけれど。それで親を亡くした的なことを言っていた(自分をかばった)。より詳しいことは春花√とかでわかるのだろうか。
謎②劉さんの正体
楓は「全てのことが露見してしまっても兄の良い友人でいてください」的なことを言っていたけれど、何が露呈するんだ?
〇名言
「人は一人でも生きていけるけど」
「それだと、生きていくことしかできないんだなって」by主人公
「過去は、裏切らない」by青葉
過去に囚われてしまった青葉の悲しい一言。ワイも同じように過去に囚われるタイプ。
〇メモ
三行半…「みくだりはん」って読むって知ってた?