【ゲームの感想】SuGirly Wish ~愛編~

【ゲームの紹介】

 さて、ずっとやってきたSuGirly Wishも今回で最終回です。今回は姫百合愛√が終わったので、その感想を書いていきます。After Storyやおまけストーリーの感想も書いていこうと思います。最後なので、一応あらすじも書いておきましょうか。ちょっとだけあらすじ紹介。

 

以下、重大なネタバレを含む……。

 

 

 

 

 

 

 

【ゲームの感想】

 愛を最後に回していたのはメインヒロインだからというのもあるが、実はそこまで魅力を感じてないからという理由もあった。より正確に言えば、杏奈や胡桃が好きすぎてそれほど愛のことは好きには慣れてないという感じだった。しかし、愛√をやってみて愛の良さに気づいたから、まず愛の魅力について書いていく(両手と頭を使って3つ同時にトレイを持てるところとかね)。

 それは安定感である。これはひな√をやった後だから余計にそう感じたのかもしれない。ハチャメチャな感じになることは少なく、落ち着いてストーリーが進行していくから心穏やかに進めることができた。まさに正妻という感じであった。特にドキッとしたのは愛の敬語が外れるところ。これって愛√以外ではなかったよね?他では全て敬語だった気がするのだけれど。だから、急にため口でしゃべりかけられてドキッとした。ギャップ萌えというやつなのかもしれない。無理にたくさん言葉を交わすことなくとも、お互いの考えていることがわかっていて、見ていて安心した。そういうのもいいし、どっちも電話切りたくないってなってるシーンも良い。

 そんな2人だからこそ、言葉を交わさなかったためにすれ違ってしまうというシナリオになってたのは面白かった。バレないと思っていることはバレてるし、伝わってると思っていることは伝わってないってやつだね。

 愛√で注目だったポイントは、ひなとの関係であった。愛√をやるまでは、愛は主人公への恋の気持ちを自覚していると思っていたから、ひなに対して複雑な気持ちを抱いているのではないかと思っていた。しかし、自覚してなかったから多分そんなことはなさそう。ひなもひなで「どう頑張っても妹じゃ無理だもん。血が繋がってるもん。だから、アプローチは続けるの。いつかきっとお兄ちゃんが振り向いてくれるんだって信じて。」って言ってて、覚悟が決まってるなと感心した(まあ、ひな√をやってるから重々承知しているつもりではあったけれど)。愛に恋心を自覚させる役割として、良い働きをしてくれた。

 美少女ゲで着物キャラは珍しいよね(単純にプレイするジャンルの問題なのかもしれないが)。愛は黒髪じゃないからあまり似合わないだろうと思っていたが、全然そんなことなかった。

 そういえば、

突然現れるやつ

↑このFボタン連打の意味が初めて分かりました。ずっと謎だったけれど、成功するとちょっとした絵が見られるよう。今まで、ずっと失敗していたということなのか?毎回頑張ってFボタン連打してたのだけれど……。タイミングが違っていたのかもしれない。SuGirly Wishはヒロインが1人で悩むシーンを多くみられるのも良いところだと思う。まくらをぽすぽす叩く愛は可愛かったね。

 愛√をやっていて思ったけれど、寮のシーンが多いから必然、胡桃の登場シーンは少なかったね。他の√もすべて含めて考えても、胡桃の登場シーンは少ないのではないか。推しだからちょっとカナシ。

 そういえば、愛√をクリアしたら普段とエンディングが違ったのだけれど。これは全√をクリアしたからなのか、メインヒロインである愛の√をクリアしたからなのかどっちなんだろう。まあでも、達成感を感じられて良かった。

 こういうおまじないとか噂とか多い学園で生活するの楽しかっただろうなあ。

 おまけストーリーはシスター・サラについて掘り下げたものだった。本当におまけ程度だが、こういうのがあるのはちょっぴりうれしい。だいたい美少女ゲをやり終えたときって達成感もあるけれど、それと同じくらい喪失感を味わってるから、こういうおまけがあると少し心が安らぐ。

 2022年5月26日に購入し、やり始めたのが2023年7月。リアルが忙しかったというのもあり、そこからさらに7カ月近くかかってしまいましたが、楽しみながら完走することができました。そういえば、パッケージの水着姿の杏奈はどこで見られるの……?

 

【項目別】

 いつも通り①シナリオ②グラフィック③H度④システム⑤サウンドの5つの観点から振り返ってみましょう。

《①シナリオ》

 ★7です。これまで5つの記事にわたって書いてきているので詳しいことは省略しますが、けっこう面白かったです。本当に純粋な学園系のものをやりたい方にオススメです。個人的な推しは胡桃です。ゲームシステムと相性が良いと感じました。1人で悩み悶えるシーンが良い。

「安定してヒットを狙いにいける純愛系の良シナリオ」

《②グラフィック》

 ★8です。2011年発売のときはどうだったかあまり知らないのですが、私が購入したのはHD Renewal versionだったので、けっこうきれいなグラフィックでした。Girly Talkingのところはテキストだけなのである種、手抜きだという人もいるかもしれないが、あれはあれで想像力がかきたてられて良いのではないかと思った。物は言いようではあるが。どのキャラも可愛かった。見た目だけで選ぶなら杏奈が1番好き。杏奈に関しては中身も好きだけれど。というか、杏奈のビジュアルに惹かれて購入した記憶がある。

《③H度》

 ★7です。それなりにお世話になれるかなといった感じです。けっこういろんなキャラクターがそろえられているので、少なくともだれか1人は刺さるのではないかという感じでした。

《④システム》

 ★8です。セーブデータの数も多いし、ショートカットキーも設定できるし、かなり便利でした。まあ最近のやつはフローチャートがついてあったり、細かくコメントをつけられたりと便利なものが多いので、それに比べたら……ということで★8にとどめましたが、普通にやっていて不便に感じることはないと思います。

《⑤サウンド

 ★6です。ここはいつも通り。

 

 以上、★36/50でした!「学園物の純愛系がやりたいねん!」って人が周りにいたらオススメしてみはいかがでしょうか?

 

〇名言

「あちゃー、おちゃー、げんまいちゃー。でも飲んでるのは、ぎょくろー」by杏奈

玉露を飲んでいるときに使える一言。

 

「ぬるい!ナイル川よりもぬるい!」byひな

汎用性のあるセリフ。

 

「なに変な声を上げてるんだ?もしかして便秘か?」by主人公

主人公と同じように女子に対して使ってみよう。

 

「騙すって言い方がイヤなら、可能性の示唆、とでもしましょうか。」by朱音

今回はポジティヴなシーンで使われていたけれど、いろんなところで悪用しちゃおう。

 

【メモ】

ラビッツフット

マザーグース:ジャックの建てた家

ポプリの香り袋と一緒に月光にあてる

メーテルリンクの七色の花

 

【雑談】

 とりあえず当面の目標はsense offと家族計画を楽しむことになりそう。はつゆきさくらもやってみたいなと思った。他に積んでいるゲームがあるから先にそちらからやるだろうけれど。