【ゲームの感想】ふゆから、くるる。(途中経過4)

 前回に引き続き、ふゆから、くるる。夕陽が名探偵として活動を始めるところあたりまでは進めたから、そこまでのメモを残しておく。1回、最後までやり終えたらまとめなおしたいと思う。

以下、重大なネタバレを含む……。

 

 

 

 

 

 

 

 殺人に関しての情報をまとめておく。殺人自体は軽めのタブーであり、最大のタブーは頭部を破壊したり隠したりすること。なぜなら、頭部が破壊されるとカーネーションできなくなり、生きている意味がなくなってしまうから。月角島の事件が起こったとき、1日経ってないぐらいなのに、生徒会がまだ解決できてないなんて珍しいというような話をしていたから、普通の殺人だったら速攻で解決されるみたい。

 アルパカについての情報もまとめておく。頭部を破壊しようとする人がいた場合は、アルパカから電流が流れるようになっている(破壊しようとした相手が動けなくなるくらい)。そのショックを受けた人は2度と、アルパカを破壊しようと思わなくなるらしい(普通の電気ショックとは別種の嫌な痛み)。しかし、植台地のようにそれをのりこえて頭部を破壊した例もある。事件や事故が発生した場合、アルパカからの情報が自動的に送信される(救護班のパソコンだけでなく情報管理室や生徒会にも?)。見てない何かで、アルパカと頭部は強く結ばれている。その力が何かはわかっていない。死ぬとアルパカは動かなくなる。なぜなら、アルパカは血液を分解することでエネルギーを得ているから。アルパカが血を使うせいで偏頭痛がひどくなるという話もあるが真偽不明。行動履歴は10日分、保存されることになっている。アルパカシステムがインストールされているパソコンは3台だけ。他のパソコンにインストールしようとするとエラーが出る。脳波によって信号を変えている。複製は無理。研究をしようとしても電流が流れる。逆に言えば、同じ脳なら同じ信号を出せるということ。←これkeyになってくるヨ!と予想しておく。

 登場人物についてもメモ。

・蔦凪島…先代の殺人鬼。既に卒業。

・宇賀島ユカリ…平然と殺人をできるが、殺人を楽しめてはいない。突発的な自傷行為に走ることもある。

・菊間塔子…無意識のうちに他人をコントロールしようとする。そういう会話のしかた。

 

謎㉟月角島の虚無苦笑はなんだったのか。というかそんな疑問に思うことなのか?

 1番虚無っていたのは、自分の記憶を信用していないという話をしていたときだったということだが、まあそりゃ虚無にもなるんじゃないの?と思ってしまった。しかし、夕陽は疑問に思っていたから、何かあるのだと思う。記憶力に自信があるとはいえ、周りがどんどん卒業していき自分だけが残されていくという状況になったら、自分の記憶でさえ信用できなくなってくるよね。そう考えたら、ブルックとかよく50年も耐えたよね。

 

謎㊱しほんがうっていた注射は何?

 急に注射うちだして、何の説明もなく終わったんだけど!?なんなんだそれ?「変になっちゃう前にしておかないとね」ってしほんのセリフにあったけれど、うたなかったら何が起こるんだ?前にしてから1か月たっていたらしい。そもそもどれくらいの頻度でうつものなんだ?「もう1か月」って言っていたから、本当はもう少し早めにうつものなんだろうけれど。夕陽もうっていたから、多分、学園全員の女の子がうっているのだと思われる。

 

謎㊲収穫祭の詳細を知りたい。

 時折、会話の中で収穫祭が出てきているけれど、その詳細はあまり語られていない。秋ぐらいに行われているのかな?だとしたら、作中で登場することはなさそうだけれど。羊を潰すという話が出てきたが……一体、何をするんだ?

 

再再掲⑮、夕陽の性器はどうなっている?

 男性器or本当にただ肥大化したクリ〇リスということで考えていたけれど、「白く濁った粘々の液体」と書かれてあったから、男性器のようだ。メッセージウィンドウを消して見てみると、完全に男性器だった。となると、夕陽はふたなりということになるのか?

 

謎㊳学園の女の子はどの程度、外の世界のことについて知っている?

 図書館の本で外の世界については学べるようだが、どの程度知っているのだろう?もしかしたら、学園側で禁書目録のようなものが作られているかもしれない。『新世界より』はそんな感じだったよね。夕陽としおんがバックについての知識がなかったのが気になる。かなりHなことをしているようだから、それなりに性についての知識があるのかと思っていたら、バックなんて単純なことを知らなかったのか!でも、初めてバックをした人も夕陽としおんのように、野生動物を参考にして模索していったのかもしれない。

 

謎㊴月角島殺害事件

 ついに殺人が起こった。今、振り返ってみてみたら月角島もopで死亡することが堂々と書かれていた。

・死体に頭がない

・密室殺人事件🦆

・アルパカからの信号が途絶えたのは午前4時16分

・場所は1階の瞑想室…壁は特殊な材質で外の音は入ってこない。薄暗い内部は緑色で統一されている。

・第1発見者は熾火澱…熾火はいつもこの時間に瞑想室を利用するらしい。月角島の信号が途絶えてから2分後に到着。その1分後にベルリンが到着。

・熾火が角を曲がる前(まだ瞑想室の扉さえ見えてないであろう段階)で、月角島の信号が途絶える

・宇賀島ユカリは犯人ではない…その時間、別の殺人をしていたというアリバイがあるから。

月角島と最後に会ったのは宇賀島ユカリ

犯人はなぜ頭部を持ち去ったのか?どうやって殺人を犯したのか?動機は何なのか?

可能性①菊間塔子による偽装

 夕陽たち(会長も?)は全然疑ってなかったが、菊間塔子も容疑者の1人だと思う。もし、菊間がアルパカの情報を偽装できる技術があるなら、前提が全て崩れるからである(まあ、さすがにこれが解答だとは思わないが)。アルパカシステムを閲覧できるのは限られているおり、以下の2つも同じ理由で可能性として挙げられる。

 ここでチェス盤をひっくり返そう(戦人がそう言っている)。もし菊間が犯人なら自分が真っ先に疑われるような状況は作り出さないと思う。以下の可能性②③も同様。とはいえ、それを逆手にとってという話もあるから、これ以上ここを突き詰めても不毛なだけなのだが。

可能性②星都チエミによる偽装

可能性③宇賀島ベルリンによる偽装

可能性④部屋に何らかのしかけが施されていた

 ネウロの鷲尾(よく名前を思い出せた!)の事件のように首を切断する(さらに、その首をどこかに移せる)装置があり、それにより殺害。これならしかけをした人物がいるはずだが、行動履歴は10日分しか保存されないからそれより前だとどうしようもない。しかし、しかけ自体は残っているかもしれないから瞑想室に探しに行くのは手だと思う。回収しようとすればその痕跡がアルパカの情報として残されるはずだから、回収はできてないと思う(どさくさに紛れてできる人物がいるなら話は別だが)。しかし、首を切断するだけならまだしもそれを遠くまで運ぶようなしかけ(近くだとアルパカの情報で疑われる)はさすがに思いつかないし、厳しいように思う。

可能性⑤月角島は何らかの理由で死んだ。その後、熾火がやってきて首を切断しどこかに隠した。

 しかし、これは速攻で否定されていた。まあ、熾火の到着からベルリンの到着まで1分しかないからね。さすがに無理があるとみていいと思う。仮に可能だったとしても、霜雪事件の犯人は別にいることになってしまう。まあ、同一犯とは限らないのだが。

可能性⑥夕陽の頭がイカれていたパターン

 夕陽の中に夕陽が知らない人格がいて、それが犯行を行っていたとかいうパターン(本人も否定していたし、さすがにそんな作品にはしないと思うが)。悪夢ちゃん的な展開ね。でも、美少女ゲでは主人公の認識をあまり信用しない方が良いという鉄則があるからね。

 

謎㊵霜雪しほん殺害事件

・午前3時まで夕陽の部屋にいた

月角島殺害事件の次の日に事件は起こった

・スムーズに歩いていたのに、一瞬立ち止まって、そこから先は歩みが少しゆっくりになるという不思議な挙動をしていた。これは月角島も同じ。しほんは曲がり角で立ち止まっていた(月角島は別の場所)。

・第1発見者は宇賀島ベルリン…しほんの信号が途絶えてから、3分後に到着。この日の宿直は仏手柑だったが、警戒のため残っていたらしい。これに関しては本人も事件が事件を呼ぶみたいな発言をしていたから、あまり怪しくは思っていない。

不可解な挙動の意味は?

 夕陽は「これから死ぬのがわかっていた」という精神的な理由を持ちだしていたけれど、これに関しては菊間と同意見で否定したい。何かを見たか、何か匂ったか、何か聞いたかだと思う。

 

謎41夕陽が犯人である可能性は低いと星都が考えている理由は?

 星都は夕陽のことをある程度、信頼しているようだったけれど、それはなぜ?少なくともしほんの殺害に関してはかなり黒位置にいると思うのだが。なんか、かなり信頼してる風だったよね。

 

再掲、⑦宇賀島ユカリは何者?殺人鬼は何の役割を負っている?

 学園に1人くらいの割合で誕生するそう。そしてその割合は維持されている(どうやって?)。そもそもどうやったら殺人鬼として認定されるんだ?やはり、学園側から委託されているものだと思うのだけれど。先代殺人鬼から指名されるということはないと思う。ユカリはベルリンに対して、自分がいなくなったらベルリンが殺人鬼をすることになるだろうと言っていた。ベルリンを殺人鬼にしたくないにも拘わらず、こういう風に言っていたから、先代殺人鬼からの指名制ということはなさそう。殺人鬼は人を殺してもペナルティはない。「殺さなきゃいけない奴しか殺さない」と言っているから、やはり学園側から指定されている?

 また、夕陽との関係も気になる。しほんも指摘してたことだが、他人のことをあまり覚えてない夕陽が名前をきちんと覚えていたのが不思議だ。まあ、夕陽の言うように殺人鬼という特殊な存在だから覚えていたということもあるだろうが……何か、どこかで接点があると思うんだよなあ。

 そして、先代蔦凪島との関係も気になる。特にユカリが「オレ達を残して卒業した」って言い方をしていたのが気になるんだよなあ。ユカリ・ベルリン・蔦凪島は仲が良かったのだろうか。「安心して満たされたら、終わりだ」ってセリフも気になるよね。

 

再掲、謎㉝この学園には刑罰が存在するのか?

 普通の生徒が殺人を犯した場合、強制的に次のカーネーションに飛ばされるという罰が与えられるらしい。

 

再掲、謎⑤森の賢者たちって何者?

 特殊な儀式により、卒業した人の残留思念を集めて話を聞くそう。怪しい。森の賢者の領域に入るときは、儀式めいた手続きが必要。

 

再掲、謎㉓祈りのチェスは物語にどう関わってくる?

 夕陽は自分のことを何もできない女子だと思っており、天才にならないと卒業できないという世界が嫌で、それを壊そうと思ったがそれは無理だと思い、せめて小さな世界を壊そうということでチェスの終わりを探し始めた。

 

再掲、謎⑨空丘島朝日と空丘夕陽の関係は?

 夕陽としほんの最初の出会いは、朝日としほんが出会った場面で良いのかな?そもそも、朝日と夕陽の関係がわからないから(カーネーションが違うだけで同一人物だと考えているけれど)、何とも言えないけれど。夕陽は前のカーネーションでのことをあまり引き継げないようだけれど、それでも同じ人とイチャイチャできるっているのは何か良いね。

 

再掲、謎⑱今回のカーネーションで夕陽がHな意味でモテモテなのはなぜか?

 夕陽は、周りから暴力性を感じるという風に言われていたけれど、しほんが言うには単純な暴力ということではないらしい。みんなのための暴力。周りの意見はどうであろうと、自分が正しいと思った方向に強引に突破しないといけないときに使うもの。

 

 カーネーションシステムについてのメモ。脳に大きな損傷があっても幼化するときに自然治癒する。殺害されることに実害は(1)学年がずれて人間関係がやり直しになる(2)研究や作品制作を中断させられる。腐りやすい夏場でも40時間までなら脳は復旧可能。冬場だと50時間くらいはもつ。予備体とは脳を発達させてない体のこと。幼化しても脳の配線状態は保持される。だから、カーネーションを繰り返すうちに脳の神経が鍛えられて天才になれる。

 

 その他の情報。山道でがけ崩れがあり、糧食班が5人死んでしまったことが前にあった。生徒会室は西校舎の3階。情報処理室は東校舎の2階。死んだ人の脳を予備体に移してカーネーションの輪に戻す作業をするのは死体管理室の人。

 情報ではなく、ただの感想。しほんの部屋はぬいぐるみが多いなど、かなり女の子の色が強くファンシーな感じだったが、夕陽の部屋はむしろ独り暮らしの男性の部屋を少し小綺麗にしたみたいな感じだった(シンプル)。夕陽が眠気の話をするときにヘビの話を出すんだけれど、これは普通なのか?ワイが無知なだけなのか。今回は「シマヘビみたいな眠気」と言っていたけれど、前も眠気とヘビの話を絡めてたんだよなあ。夕陽の感性が独特なのか、ワイが無知なだけなのか。今、夕陽が置かれている状況はもしかしたら現実世界より残酷かもしれない。現実世界では死んでしまった人には2度と会えない。それに比べたら頭部がなくなったとしても、まだ再生できるだけ作中世界の方がマシなように思う。しかし、頭部を失って一から再生しなければならないという状況になった場合、できあがるのは自分が愛していた人と同じ見た目(になるかどうかはわからないが)だけれど、全然知らない人になるわけで、これは残された側からするとかなり辛いことだと思う。それでも、再生できるだけ現実世界よりはマシかなと思ってしまうのは、個人的な信条が関係してる部分もあるのだと思う。菊間と水名は顔を合わせたとき、恥ずかしくなかったのかな?さすがにあんな姿を見られた後となると、水名側はかなり恥ずかしいと思うのだが。「学園のみんなって、死んだまま生きているような状態なんじゃないかな?」っていう夕陽のセリフが印象に残った。でも、プレイしてる側から見ると本当にそんな感じに見える。ユートピアのように見えるけれど、実際は造られた箱庭なように見える(誰かの作為が大きく入り込んでいる)。

 知らなかったこと。疥癬…皮膚疾患の1つで、めちゃかゆいらしい。怖い。ホームズのワトソンは知っていたけれど、ポアロヘイスティングズは知らないし、明智小五郎の小林少年も知らなかった。さすがにそろそろ読んでおくべきか(あまり良くない言い方かもしれないが)?というか、単純に人生で1回は読んでみたいんだよなあ。ミス・マープル(アガサクリスティの作品に登場する老嬢)、デュパンエドガー・アラン・ポーの『モルグ街の殺人』に登場する世界初の名探偵)も知らなかった。

 

〇名セリフ

「バキバキバキ!」

「あーん!イッちゃう~~~~~~~~~~~ん」

夕陽としほんのやりとり。見られただけでイきそうになるしほんと、それで遊ぶ夕陽が面白くてふき出してしまった。

 

「海の水を飲み干したら許すわ」by星都チエミ

これいろんな機械で使えそう。「針千本飲-ます」とどっちが大変なんだろう。